思わせぶりな彼への純情。【沖田総悟】【銀魂】

＊片想い26 ページ28

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銀八「和んでるとこ悪いが、今から俺が最後に、お前らに伝えときてーことがある。」










そういった銀八先生はいつになく真面目な顔で、生徒たちも静かに話を聞く。










銀八「お前らはこの学校で3年間過ごして、色んなことがあったと思う。楽しいことばっかじゃなかっただろうし辛いこともあったとおもう。」










辛いこと、と聞いて総悟くんのことで泣いた日々を思い出す。








「それでも、それら全て含めてお前らの青春だ。仲間と毎日笑って泣いて過ごせた日々は宝物で、それがこれからそれぞれの場所で過ごしていく時の、大きな誇りになる。」










総悟くんの事で友達と笑った日々や、友達と喧嘩して怒った日々、色んな出来事が頭の中で流れていく。












「だから、」銀八先生は、まっすぐ前を見た。










「お前たちは、自信を持ってそれぞれの道を歩んでいって欲しい。そして、幸せになって欲しい。






......最後になったが、卒業式おめでとう。」














気付けば、周りの子は皆大号泣だった。
男子も肩を震わせたり、総悟くんや土方くんは真剣に聞いていたり、近藤くんに関しては逃げも隠れもせず声を上げて泣いている。













すると、銀八先生は言った。







「あ、そんで最後。これが俺の最後の言葉だ。」









どんなすごい名言なんだろう。とぐちゃぐちゃの顔で先生を見ると、先生は言った。






















































「実は俺は粒あん派じゃない。......こしあん派だ。」



新八「って、、！」





『どうでもいいわァァァ！！！！』








やっぱりＺ組はＺ組だった。











最後まで和気あいあいとＺ組らしく笑い合い、解散した。












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