*片想い24 ページ26
*
__3月。
ちらちらと降っていた雪が桜の花びらに変わり始めた。 卒業式である今日。
私は制服のリボンをいつもより丁寧に結び、鏡の前で確認してから家を出た。
「いってきまーす、!」
勢いよく家を飛び出し、いつもの通学路を歩く。
道の脇には桜の木が並び、鮮やかな花を咲かせていた。 花びらが暖かい風に舞い、春を感じる。
この道を制服で歩くのも今日が最後か、なんて少し寂しいながらも通いつめた3年間を思い出しながら歩く。
そして桜の木の通りをまっすぐ進み、銀魂高校の校門にたどり着く。
神楽「あ!A!おはようアル〜!」
「神楽!おはよー!」
校門で会った神楽と一緒に、教室まで足を進める。
あの後、あったことを神楽に1番に報告すると自分の事のように喜んでくれた。
前よりも距離は縮み、今は1番の親友だ。
神楽「卒業なんて実感ないアルナー」
「そうだねー、なんか寂しいな。」
他愛もない会話をして教室に入ると、いつもと変わらない面々がそこにいた。
妙「おはよう、Aちゃん。神楽ちゃん。」
九兵衛「おはよう二人共。」
「おはよう!」
「おはようアル!」
最初に言葉を交わした妙ちゃんや九兵衛をはじめ、「おはよー!」とクラスメイトに挨拶をしていく。
そして、自分の席まで来ると栗色の髪が視界に入った。
私はすぐさま駆け寄った。
「おはよ!"総悟くん!"」
「はよ、A」
すると彼も口元を緩ませ、挨拶を返してくれた。
「今日早いね!珍しい〜。」
沖「なんとなく早く来ちまっただけィ、Aは相変わらずちんたら来てやがんのな」
「うるさいなー!いつも通りがいいんですー!」
いつものように軽口叩き合いながら席につく。
そして、銀八先生が出欠をとり始めた。
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2次元の住民 - 沖田くーんって発狂しそうになった( ´艸`)これからも更新頑張ってください! (2020年4月7日 17時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 更新頑張って下さい! (2019年11月2日 18時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - レッドクランチさん» ありがとうございますー!お楽しみに(*´ω`*) (2019年10月31日 18時) (レス) id: cc848907e0 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 鈴神さん» 番外編ももちろん見ます!! (2019年10月30日 22時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - レッドクランチさん» ありがとうございます!番外編も見ていただけると嬉しいです、! (2019年10月30日 19時) (レス) id: cc848907e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴神 | 作成日時:2019年8月20日 18時