*片想い14 ページ16
*
沖田「今の話、どういうことでィ」
真剣な表情の沖田くん。そんな彼と目を合わせられなくて、視線をはずして答える。
「い、いまのはっ、その......」
成績には自信があった私の頭でも、いざとなると思考回路は使い物にならない。口ごもったあと、咄嗟に言い訳をする。
「そ、そう!近藤くんがなんか勘違いしてたらしいの!私そういうの免疫ないから、すぐ顔赤くなっちゃうんだよね、ははは。」
「だからそういうんじゃないから、気にしないでね。」と、愛想笑いで彼を見ると、顔を曇らせた。
なんで、そんな。悲しそうな顔するの。
私は思わず顔を伏せた。
すると、沖田くんは私の頬に優しく触れ
「っ!」
ぐいっと顔を上げさせた。
目の前には悲しそうな顔の彼。
「A......」
やめて、そんな切なそうな声で呼ばないで。
ダメだってわかってるのに。
期待してしまう。
まだ触れられている頬が熱を帯びる。
どうしょもなく、好き。
ドキドキと今までにないくらい胸が高鳴る。
足が震える。
__もう、引き返せない。
私は、頬に置かれた沖田くんの手に自分の手を重ねた。そして、彼を真っ直ぐ見つめる。
お互いの視線が絡み合う。
「沖田くん、私沖田くんのことが......
す、と言いかけた時
銀八「お、いたいたA。はやく予算出してくんない?......ってなにやってんの?」
*
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2次元の住民 - 沖田くーんって発狂しそうになった( ´艸`)これからも更新頑張ってください! (2020年4月7日 17時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 更新頑張って下さい! (2019年11月2日 18時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - レッドクランチさん» ありがとうございますー!お楽しみに(*´ω`*) (2019年10月31日 18時) (レス) id: cc848907e0 (このIDを非表示/違反報告)
レッドクランチ - 鈴神さん» 番外編ももちろん見ます!! (2019年10月30日 22時) (レス) id: 62b41d8f92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - レッドクランチさん» ありがとうございます!番外編も見ていただけると嬉しいです、! (2019年10月30日 19時) (レス) id: cc848907e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴神 | 作成日時:2019年8月20日 18時