【呪術廻戦】憎んで呪って愛して

18話 守れなかった ページ20

Aが気絶し、領域は解かれる






宿儺「さて、小僧の仲間の所へ行くか」






ピクッ






宿儺「ん？……貴様なぜ動ける？」







気絶していたはずのAは
いつの間にか立ち上がっていた





しかし、声をかけても返事は無い






宿儺「妙だ……貴様、千月Aか？」



宿儺(何だこの気配……奴の中で何かがいるような)



貴方「……術式 天ノ雫」



宿儺「！？」






鋭い氷の刃が宿儺を襲う






宿儺「ほうそんなに寿命を縮めたいのか！！w
いいだろう遊んでやろう笑」



貴方「……(ﾂｩｰ」



宿儺「何故涙を流す？」



貴方「ごめんなさい……宿儺……私は……」



宿儺「！？！？……貴様……まさか命か？」



貴方「領域展開 緋色げ…ゴホッゴホッ！！」



宿儺「！？」






領域を展開しようとした途端吐血するA






宿儺「本当に命なのか？」



貴方「ガハッ！…はっ！」



宿儺「……命、今更何故でてきた？
俺がそんなにも憎いか？」



貴方「……」






真っ赤な瞳は宿儺を見つめる



吐血で血だらけになった両手で
宿儺の頬に触れる






貴方「宿…儺……私は……ｶﾞｸｯ」



宿儺「あの時と同じ……
お前は最後まで聞かせずにそうやって
俺の前で死ぬのか……命」






そこから完全にAの意識は途絶えた







ー






ピッ……ピッ……ピッ……






貴方「……？」





白い天井……ここは？
私は確か宿儺と戦って負けて……
先祖の記憶を見てそれから






貴方「は！伏黒くん達は！？汗」



「あ、千月さん目が覚めたんですね！
今先生を呼びますからゆっくりしててください」



貴方「すいません！！伏黒くんは？虎杖くんは？
みんなはどうなったんですか！？汗」



家入「おー起きたか千月」



貴方「家入さん！みんなは！
どうなったんですか！？」



家入「伏黒恵は重症だが無事だよ」



貴方「虎杖くんは？」



家入「彼は死んだよ」





貴方「……え？……」







それから私は呆然としていた


怪我はすっかり良くなり退院することが出来たが、私の心はどこか空っぽの状態になっていた






貴方「……」



五条「退院おめでとうA」



貴方「五条先生」



五条「大変だったようだね」



貴方「私……守れませんでした」



五条「君のせいじゃないよ
僕が傍に居なかったばからり、ごめんね」



貴方「っ……いえ弱い私のせいですっ
1級術士として不甲斐ないっ…何が天才だ(涙」

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