もう1人の最強

28日目 ページ28

『ね、悟も今日泊まってくでしょ？』

父様と積もる話があるだとかでご当主様が家に泊まることになった。

ご当主様が泊まると言うことは、当然悟も泊まっていくことになるわけで。

『布団どこに敷かせる？好きな部屋を選んでいいよ。』

「あー…Aの部屋の隣って客室だったっけか？」

『そうだけど…』

「じゃあそこでいいよ。」
「てか、そこがいい」

『あー…』

ーーーーー

「A〜。」

『んー？』

「私今日泊まっていくから、Aの隣の部屋に布団を敷くよう頼んどいてくれる？」

『いやいや、楓も一応女の子なんだからさ、隣って言うのは流石に…』

「”一応”ってなによ、一応って」

そう言って俺の頬を思いっきり引っ張る。

『ちょ…痛い痛い…！』

「私たちの間になにか過ちとか起こるわけないし、別にいいでしょ？」

『だめ…でしょ』
『確かに俺たち的にはなんともないかもだけどさ、世間体的に良くないんだよ…』

「はぁ〜？そんなの気にしなきゃいい話じゃない。」
「とにかく、貴方の隣はもらったからね。」

『言い方…』

ーーーーー

『あー…ごめん、隣はもう埋まってるかな…』

「はぁ！？その隣のやつ誰だよ！！」

ーーーーー

ありがたいことにこんな作品に順位がつきました。

実はこの作品が初めての作品で、hit数や評価、お気に入り登録者が増える度にいちいち騒いでいますw

コメントも大歓迎ですので、暇な時にでもコメントしていただけると嬉しいです。

完結までよろしくお願いします。

PS.楓ちゃんとAくんの会話シーンについてですが、仮の許嫁とはいえ、ちゃんと楓ちゃんを女の子として見てるAを書きたかったのですが、上手いことできませんでした。

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