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あとほんの数センチ





唇が重なりそうになる瞬間
思わずジョングクの唇を手で抑える。



JK『……』

『……』

JK『…んんー…(訳:ヌナー)』

『だ、ダメ…////』




さすがに口と口はダメでしょ!!
いや、おでこもダメでしょう!!



と思ったのに
抵抗虚しく、手首を掴まれて後ろのドアに背中をつけるように追い込まれる。



JK『ヌナ…』



手首を掴まれたまま
どうすることもできない状態で再び近付いてくるジョングクの唇。





嫌とかじゃない…!!
嫌じゃないんだけどまだ…!!





ギュッと目を閉じる。






------ピーンポーン






?!





部屋に鳴り響いた音によってジョングクの動きが止まる。





だ、誰だろ…





------コンコンッ





TH『Aヌナー、こんばんは、あの…テヒョン…テテです』





テヒョン?





"ハァ…"というため息と共にジョングクの頭がわたしの肩に乗せられた。



JK『…もうちょっとだったのに…』



そう言うとわたしから離れるジョングク。



あれ…



さっきの状況から解放されてホッとしたはずなのに
何故か少し名残惜しい様な気持ち…



TH『Aヌナー?………もう寝てるか…ジョングクどこ行ったんだ?』



どうやらテヒョンはジョングクを探してるみたい。



『テ…』
JK『シーッ』



?????!!?



ここにいるのに!!




相変わらずドアに背中をつけたまま動けないでいるとそのままジョングクがドアスコープを覗く。


ゆるっとしたロンTの襟元からジョングクの綺麗な鎖骨が目の前に見えて目のやり場に困る。





と、とりあえず下向いとこ…






何度近づかれても慣れないこの距離…


ジョングクの匂いや体温に
ずっとドキドキさせられる…






『…探してるみたいだったよ?』

JK『……そうですね…行きます』

『うん…』

JK『ヌナ』



呼ばれて顔を上げると同時に
ジョングクの手が優しくわたしの頬に触れて








唇が重なった












重なった唇はゆっくりと離れて
ジョングクの真っ直ぐな瞳に捕まる。




JK『…じゃぁ…僕行きますね、ヌナ』

『……』





少し低めの優しい声。


無言のまま横に動くと
ドアを少し開けて外の様子を確認しながら廊下に出るジョングク。



JK『ヌナ、次はポッポとキスの違いを教えてあげますね^^それじゃぁ、おやすみなさい』






そしてゆっくりと部屋のドアが閉まった。

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うに - わーーーーー!大好きです!!!また更新楽しみにしてます♡ (2022年10月1日 21時) (レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - sonart9190さん» ありがとうございます^^*スローな展開運びですが、今後ともよろしくお願いします! (2021年11月16日 22時) (レス) id: 5a993c1eff (このIDを非表示/違反報告)
sonart9190(プロフ) - とってもキュンキュンしました❤️また更新楽しみにしてます😊 (2021年11月7日 14時) (レス) id: af9167d36d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2021年10月27日 0時

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