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ジョングクが自分で歌っていて気になるという箇所を何度か歌い直したり
歌詞の意味を細かく教えたりして
気付くとジョングクの次のスケジュールの時間が迫っていた。


ほんとに
さっきまでの事はわたしの夢だったのかな…


JK『ヌナ、まだ時間あるのでエレベーターの所までだけど送ります!』

『え!…大丈夫大丈夫!それくらい1人で行けるよ!ありがとう!…それじゃぁ先に帰るね、この後も頑張ってね^^』


ずっとドキドキしてる自分の心臓と
今も絶賛大混乱中の頭の中を
どうにか早く落ち着かせたくて
急いで部屋から出ようとドアを開けた。


JK『Aヌナ』


今度は後ろから
また手を引かれて
自然とジョングクに寄り掛かる体勢になる。


JK『僕、本気になったら自分でも抑えが効かないタイプなので、ヌナ、覚悟してくださいね』


歌う時みたいに耳元で甘く囁く声に
心臓を強く握り潰されるような衝撃が身体を襲う。

もう片方の腕で
優しくわたしの身体を起こしてくれたジョングクは


JK『それじゃぁ、ヌナ、今日はありがとうございました。また明日』


と笑顔で言ってドアがゆっくり閉まった。







そこからどうやって家に帰ってきたか
よく覚えていない。



ただずっと、
頭の中はジョングクの事でいっぱいで
シャワーを浴びて、湯船に浸かりながら
また今日もジョングクの事を思い出す。



「…あの声はずるいでしょぉー…」



耳元にまだジョングクが囁いた感覚が残っていて
なんとも言えない気持ちになって頭の先まで湯船に浸かる。





あー、

やばいこれは





"ヌナ…僕の事、どう思ってますか?"





相手はアイドル
しかも今や世界中で人気のスーパースター





………
何か思ったとしても、
絶対に言っちゃダメ…

こういう事にならないようにって
セジンさんは彩乃じゃなくてわたしに頼んできたんだし




だから…






「絶対だめ…」






暗示をかけるみたいに自分に言い聞かせる。






お風呂から出ると、だいぶ気持ちは落ち着いて
冷静になってきた。
自己暗示が効いたかな?←


まだ眠くならないうちに明日の準備を終わらせる。


自分が使うものは
足りなかったら向こうで買えばいいか

明日は朝早いし、もう寝よ…


ベッドに入ってわたしが眠りについた頃
ジョングクからメッセージが届いていた。




ジョングクお疲れ様です。もう寝てますよね?明日もAヌナに会えるのが嬉しいです。おやすみなさい

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うに - わーーーーー!大好きです!!!また更新楽しみにしてます♡ (2022年10月1日 21時) (レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - sonart9190さん» ありがとうございます^^*スローな展開運びですが、今後ともよろしくお願いします! (2021年11月16日 22時) (レス) id: 5a993c1eff (このIDを非表示/違反報告)
sonart9190(プロフ) - とってもキュンキュンしました❤️また更新楽しみにしてます😊 (2021年11月7日 14時) (レス) id: af9167d36d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2021年10月27日 0時

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