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石倉「お前ほんと相変わらずだな!!」



手を拭きながら教室に入ると、石倉に爆笑された。



「意味わかんないし...えぇ!?」



目の前に立っているリア充は、涼音と中尾のカップルではない。




「お、おめでと..?」


須永「おう、サンキューな」



宇佐美「ちょっと修羅場期待してたんだけどな笑」



宇佐美の言葉に、魚住が凄い血相で睨んでくる。



「ないないない!!
フってるから!!ね!?」



須永「お前、古い傷えぐんなよ」



「なんかごめん」



春休み。


須永には告白されて、私はフっていた。




..その時の私はそんなことを考える余裕もなかったから。





堀部「A〜」


ぎゅっと抱きついてくる堀部、




あの堀部が..化粧をしてる..



なんという成長!!



堀部「小説読んだよ!!」



堀部の声に兵頭達も「読んだよ」と知らせてくれる。




「ほんと?ありがと〜」




堀部「凄いじゃん!!賞も貰っちゃって」



有難いことに大ヒットし、新人賞を貰った。



諏訪「なんか、Aっていう恋愛観だったよね」



小宮山「うんうん。ピュアで重かった」




「それめっちゃ真反対じゃん笑」



堀部と入れ違いのように、海斗くんが隣にきた。



「..久しぶり」


里見「身長縮んだ?」



「あんたが伸びたんでしょ」



軽くパンチをすると、ケラケラと笑う。




「次の話ね、ストーカーの話にしようかと思ってるんだけど..」



里見「..インタビューとか受けねぇからな?つか、ストーカーしてないから」



「ッチ」



里見「舌打ちすんな笑」





ペシっと頭を叩かれた。





諏訪「なーんかいい雰囲気に見えるけど」


小宮山「いいの甲斐?」


須永「愛すより愛された方が幸せなんだぞ」


石倉「逃した魚は大きいぞ、お前も」



甲斐「うっせぇな、分かってる」




コソコソ話してる甲斐軍団達。




「あ、唯月!!」



諏訪「ん、なに?」




「ジャジャーン!!さっき見せるの忘れてたんだけど、買っちゃった」



持っていたコンビニの袋から1冊取り出す。




唯月が載ってるファッション雑誌。




諏訪「そっか、今日か」




小宮山「なんで2冊?」




「..一颯くん用。
この前の雑誌のやつも、ちゃーんと一颯くんに渡しといたから」




文香ちゃんに置いてっちゃ駄目でしょ、って怒られたけど。





諏訪「なんだ..ブッキー見てたんだ..」





唯月の言葉に..しんみりとした空気が流れる。





一颯くんが亡くなって..2年が経った。

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涼宮美桜 - このお話すっごく好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2019年5月5日 1時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年4月4日 12時

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