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後ろで隼人達、そして涼音が集まって何やら話している。



諏訪「見てて楽しい?」


「そんな訳ないじゃん。ただ、どんなこと書かれたんだろうっていう好奇心だよ」


諏訪「あっそ。」



1枚1枚、目を通していく。


「ほんとに何も知らなかったな。」



諏訪「..何が?」


「全部。なにもかも」


投稿に視線を向けたまま言うと、隣の唯月が視線を落とした。


「..ねぇ」


諏訪「ん?」


「どうして言ってくれなかったの?
景山澪奈がいじめられて自 殺したってこと」



諏訪「知る必要ないかと思ったから」


何かを探るような瞳。


諏訪「だってAは澪奈と仲良くなかったじゃん」



唯月は私の良き理解者だ。


私も唯月の事を理解している。



愛したい方か、愛されたい方か。



「そっか。にしても先生の言う通りえぐいね、この投稿」



諏訪「ってかあんた髪の毛直した?」


「なんで?どこか変?」


諏訪「変なとこから髪の毛出てる。ちょっとトイレで直すよ」


「ちゃんと結わったはずなんだけどな..」


諏訪「あたしが縛りなおしてあげるよ」


「優しくして」


諏訪「馬鹿な事言ってんな」


「唯月のデコピンほんとに痛いんだからね?」



諏訪「はいはい。だからAにしかやってないってば。」



「きゃ、ときめく」


諏訪「ほんと馬鹿」



笑っていた唯月の表情が急に固まる。


「?唯月?」



鏡越しに唯月に視線を向けると、無理したように笑った。




諏訪「はい。やっぱ巻きとれてくるね」


「誰かアイロン持ってないかな..って没収されてるのか」


いい迷惑だ。



「ありがと、ゆづちゃん」


諏訪「ん、いいよ」


唯月の本当の笑顔を見たあと、トイレから出ようとした時..珍しい声が聞こえた。



宇佐美「どこまで知ってんの」

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空白 - 鈴音って漢字間違えてましたよ、涼音ですよ (2019年3月21日 0時) (レス) id: a394520362 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月15日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年3月14日 17時

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