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和也「あれ…鍵が開いてる」
「…今日、まさにぃ遅いよね?」
潤「翔にぃも智にぃもまだ学校にいた気が…」
「…泥棒?」
私がそう聞くと、ｽっと潤君と和君が私の前に立つ。
…こういうところを自然とするのがすごいよなぁ…
潤「…あ、開けるぞ…」
潤君がゆっくりとドアを開けると…玄関には見慣れない靴が1つあった。
『お、おかえりー』
和也「この声…」
潤「父さん!?」
潤君の背中から顔を出し、中を覗き込むと…山風家父がいた。
父「智には言ったはずなんだけどなぁ」
「さとにぃに言っても意味ないよおじさん」
和也「あの人今日、がっつり遅刻してましたから」
父「まじか…」
潤「父さん。これが現実だよ」
その言葉にがっくりと肩をおとすおじさん。
和也「っで。さっきからAがソワソワしてるんでいいますけど」
「ソワソワしてないよ!」
和也「してるじゃん。お土産は」
父「…俺が帰ってきたことよりそっちの方が大事なのか…?」
和也「大事」
にっこりと笑って和君はそう答えた。
わぉ…おじさん泣きそう
潤「え、なにこれ!」
「美味しそ〜」
父「喧嘩しないで分け合えよ」
和也「これ翔さん好きそうだな〜笑」
潤「多分まさにぃこれ食べたがるな」
「さとにぃはこれだね。じゃ〜…私これ貰っていい?」
和也「いいよ。潤君は?」
潤「カズが先に選んでいいよ」
和也「あら。じゃあ…これで」
潤「俺これ貰うな。あとはみんなで食べよ」
「…おじさん何?」
なんだかニヤニヤというかそんな表情で私たちを見ているおじさん。
父「いや…いい子に育ったな〜って」
「…だからってお父さんたちに私たちの画像送ろうとしないでください」
父「あ、バレた?」
和也「ガッツリ撮ってるじゃない笑」
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2018年1月13日 22時
