【凪のあすから】変わらない景色。3

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先生「え〜…昨日、また1人。しおししおの生徒が目を覚ましました」

『知ってます!伊佐木先輩ですよね!』

『かっこいい人だよね!』

『すっごくクールな感じで!』

…ん?おいおい…

光「ちょっとまて!!!!
俺のはっぴ姿がかっこよかったって、言ってなかったか!?」

『伊佐木先輩も、このクラスになるんですか!?』

『いつ来るんですかー!』

光「無視かよ、おい!!!」

そう叫ぶと、笑い声が教室に響く。

ﾁﾗっと隣の莉菜を見てみると、つまんなそうに頬杖ついていた。

こいつは、自覚してるのか、してないのか。

光「なに、不貞腐れてるんだよ」

「別に不貞腐れてなんか…」

光「あ、もしかして。要がかっこいい〜…って騒がれてるのに、妬いてるんじゃ…」

「なっ…そんなんじゃないよ!!!!!」

顔を赤く染めた莉菜は勢いよく立って、俺に向かってそう叫んだ。

驚いたような、不思議そうな視線が莉菜に集まる。

「あ…えっと…」

きゅっと唇を噛んだ莉菜は、急に…

光「あ、おい!!!」

走って教室を出て行った。

…ったく。

光「なんだよ、あいつ…」

先生「光〜、どうした〜」

光「あ、なんか、体調悪いみたいっす」

そういうと、冬眠の事があったから、先生は何も言わなかった。

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