【名探偵コナン】探偵たちの鎮魂歌 (ページ35)

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持っていた盾でなんとか拳銃の弾を防ぐ。

靴のダイヤルを動かそうとすると…左足に痛みが走った。

服部「工藤！じっとしとけ。あれはワルサーPPK。弾は八発。全部撃ち終わったらすぐに蹴りつけたるから」

弾が…6…7…8…

服部「今や!!!…っ!」

盾から飛び出た服部の腕から血が出る。

コナン「服部!!」

麗子「ごめ～んね。私両利きなのよ」

そういって無くなったワルサーに新しい弾を入れなおした。

服部が投げつけた剣が天井に刺さる。

その瞬間、服部が盾を持って清水麗子へと向かった。

服部「使え!!工藤!!空中やったら軸足いらんやろ!!!」

コナン「そうか…!」

服部が盾で守ってくれる間に剣を軸としベルトから出したサッカーボールを蹴りつけた。

見事命中し、倒れた清水麗子。

伊藤「麗子…?麗子、どうした!どうしたんだ麗子!!!麗子!!!」

コナン「…IDを解除してください」

俺がそういえば、伊藤さんは顔を逸らした。

コナン「…解除でいいんですね?」

パソコンをイジって"CANCEL"をクリックすると…"ERROR"という文字が浮かぶ。

コナン「なに!?」

服部「どうした……エラー?」

何台もあるパソコンの1つが、さっき清水麗子が撃った弾でやられてしまったらしい。

服部「ややこしいことしてくれたで!」

コナン「くそ!!」

服部「おい工藤!わかんのか?」

コナン「全部が死んだわけじゃねぇ。生きてる部分を探すっきゃない!!」

伊藤「ﾌﾌ…私ももう終わりかな。工藤君…君の声が幼く聞こえるよ…」

コナン「服部!まだエラーのままか?」

服部「あぁ…変わってへんで」

その時カウントダウンのようなものが画面に映った。

コナン「やっぱり!時間で爆発するようにセットしてやがる!!!」

服部「なんじゃ、それ!」

22時ジャスト…

くっそ…どれを触ればいいんだ!

"ERROR"

"ERROR"

コナン「くっそ!!」

思い当たることすべてやってみるが映し出される文字は"ERROR"のみ。

伊藤「秘密を共有することで…男と女の中は深くなる。一番深い秘密は愛する女性と犯罪を共有することなのさ。だから…現金輸送車を襲うことが、麗子との愛情表現だった…。
だが…西尾が警備員を撃ったために、私の完璧な計画が台無しに…!!」

コナン「完璧なんてこの世にはねぇよ」