【名探偵コナン】11人目のストライカー

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「…ねぇ、蘭ねぇ…お願いがあるの」

蘭「?どうしたの?」

「ちょっと、携帯貸して!」

蘭「えぇ…はいっ」

園子「あ、ちょ、ガキンチョ!!」

「ごめん、借りるね!!!」

蘭から借りた携帯から、急いで阿笠博士、という名前をさがして、電話をかける。

「博士っ!!!お願いっ、急いで国立まで迎えに来て!」

私の考えがあってたら…絶対に。

阿笠「爆発が何回もしてるんじゃ…!
哀君たちも中に…みなみくん!」

「ばか探偵…!」

1人で…全部終わらせようとして…。

いや、サッカーばかの方が正しいのかな…。

「…伝えれなかったんだからっ…」

あの、北ノ沢村事件のときだって…

「ずっとずっと…」

初めて会った時からの想い…ううん。

「私の今の気持ち…」

全部全部伝えれてないんだからっ…。

歩美「いくよ…コナン君。
えーい!!!!」

歩美ちゃんのその声が聞こえ少しすると…コロコロと転がって来たサッカーボール。

…これ、元太君が貰ったヒデ選手の…

「そういうことか…」

ﾌｯっと口角を上げて、ゆっくりと口を開く。

「もう。…私抜きでなんて、ずるいよ。
コナン、1人じゃないんだからね」

そう。

1人だけじゃない…私だけじゃない…

皆の想い…全部、このボールに託すから…

「＿＿＿＿＿」

コナン(みなみっ?)

「受け取ってよ…コナン!!!!!」

お願いっ…届いて!!!!!

＿＿＿ﾄﾞｫｫﾝ

私が蹴ったボールは、多分コナンへと…新ちゃんへと渡ったはず。

「早く時間が!!!!」

音を立てて壊れ始める東都スタジアム。

博士が言ってた通り、何回も爆発したみたいで爆弾が爆発しなくても…このままじゃ、東都スタジアムが持つかわからない。

「新ちゃん…!!」

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