【名探偵コナン】11人目のストライカー

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「んっ…」

なにか音がする。

そう思い目を擦りながら体を起こすと、「あ、わりっ」なんていう小さな声が聞こえた。

目をパチパチとしていると次第に慣れてきて、コナンがはっきりと見えてくる。

「…どこかいくの?」

パジャマ姿ではなく、私服でいかにも出かけてきます雰囲気。

コナン「ん、ちょっとな」

そう言ったコナンは、すぐさま部屋を出て行った。

「…えぇ…」

ﾁﾗっとベットを見てみると、いびきをかいて豪快に寝てるおじさん。

今から眠れそうにないしなぁ…。

「…くふ」

いいことも思いついた♪




「あれ?…どこいったんだろ…」

いいこと、とはコナンの後をついてって脅かすこと。

「まさか見失った…?」

スケボーがなくなってたから、行きそうな場所全部をあたるけど、コナンはどこにも居なかった。

私を誘わないで博士んちってのはないし…

「はぁ…」

一つため息をつくと、急に目の前が真っ暗になる。

「わぁ!?」

『なんや、ガキは遊ぶ時間もこんなに早いんか』

服部君みたいな関西弁。

ではなく、聞き覚えがあるようなないような関西弁で、帽子を上げてみてみると

「…あー!!!!」

真田「よっ」

真田選手が立っていた。

真田「なんや。あの眼鏡の坊主はいないんか」

きょろきょろと周りを見回して、つまらなそうにそういう。

「…私ですみませんでしたね」

真田「可愛げのないガキや」

いや別にそんなガキじゃないんですけど!!!!!

真田「暇なん?」

唐突に顔を近づけて聞いてくる、真田選手。

「へ?」

真田「ヒデさんよりかっこええってとこ、見せたるわ」

聞きましたか、皆さん。

…この人は、もう神に誓えるほど無理なことを言っています。

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