【名探偵コナン】11人目のストライカー

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コナン「博士!!!!車のキーを貸してくれ!!!」

歩美「コナン君!莉菜ちゃん!」

光彦「どこ行ってたんですか!」

元太「もうすぐ後半戦始まるぞ!」

「博士早く!!!」

博士「あ、あぁ…」

博士から車の鍵を貰い、スケボーを取り出す。

コナン「しっかり摑まっとけよ」

「…わか、ってる!!!」

返事をする前からスケボーを飛ばしたコナン。

コナン「とどけぇ!!!」

「きゃぁ!?」

壁の側面から、電光掲示板へと繋がっているちょっとした台へと飛び移る。

そのときふわぁっと体が浮いたと思ったら、ﾄﾞﾝという鈍い痛み。

コナン「あっぶねぇ…」

そう小さく言ったコナンは、ギリギリこの台を掴んでいた。

「…え!?」

手を引っ張ってこの台に登らせると、次は綱渡りみたいに細い鉄を渡り始める。

コナン「ん、握ってろ!」

ぶっきらぼうに差し出された手を大人しく握ると、ぐいっと体を寄せられる。

ﾁﾗっとコナンを見てみると、眼鏡で爆弾を探していた。

コナン「くっそ見つかんねぇか……みなみっ!
探してくれ」

私に眼鏡をつけたコナンは、真剣な顔でそんなことを言う。

「わ、わかった」




ﾋﾟﾄっとコナンにくっつきながらスケボーを乗りながら爆弾を探すけど、中々それらしきものは見つからない。

コナン「…やべぇ!」

「へっ!?」

急にコナンがそう叫ぶと、ぎゅっとコナンに抱きしめられる。

そして抱きしめられたときに、スケボーから足が離れﾄﾞﾝっという痛みにまた襲われた。

「コナンっ…新ちゃん!」

ただ、抱きしめられてる私はそれほど痛みが来ない。

落ちる寸前ってところで動かないコナンを落ちないように寄せてから、体を揺らすとゆっくりと目をあけた。

ﾌﾟﾙﾙっと震えた私のポケットに入っている携帯。

「…哀っ!」

コナン「っ…ナイスタイミングだ、灰原」

私の手から携帯を奪ったコナンは、そんな事を言う。

哀「工藤君…そんなところでなにを…!」

コナン「近くに元太たちはいないな」

哀「えぇ、大丈夫よ」

「哀…ここに爆弾が仕掛けられてるの」

哀「爆弾!?」

コナン「まだ確認したわけじゃねぇが、このスタジアムの電光掲示板に仕掛けられてる可能性が…」

「あ、あったよ、新ちゃん!!」

コナンが哀と話してる間に眼鏡で探していると、爆弾らしきものがいっぱい仕掛けれていた。

コナン「わりぃ灰原!!かけなおす!!」

哀「ちょっと工藤君!!!」

そう叫んでる哀を無視して一方的に電話を切ったコナン。

…後で怒られるな。

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