うるうどし。

２３　仕事納め ページ23

〈Aおはよ！〉




朝からハイテンションで肩を組んでくるイケメンが1名。

クリスマスの日、不機嫌だったよね？




『おはようございます京本さん、関係者の方がお呼びでしたよ』




平気で嘘をつき私と大我の間に入ってくるイケメンが1名。

昨日、怒ってらっしゃいましたよね？




〈北斗！仲良く肩組んでたのに何で剥がすんだよ！〉

『何でもいいから早く行ったらどうですか』




大我はマネさんを睨み、どんどん離れていく。




「大我って呼ばれてましたっけ？」

『呼ばれてたんじゃないですか？知りませんけど』




ほーら、やっぱ嘘ついたんだマネさん。

でも何のために？ただただ機嫌が悪いからっていう理由なら

流石に大我がかわいそう。




『今日で仕事納めですから、変な騒動起こさないで頂いて』

「え！もう今年終わりなんですか？」

『ん？過労したいんですか？スケジュール調整したのに？』

「ありがとうございます休みます」




そっか、もう今年終わりかぁ。

色々忙しすぎて時について行けてなかったわけだ。




「じゃあ、マネさんとも年明けまでもう会えないんですか？」

『まぁ、仕事が終わりますので』

「そっか、何か寂しい」

『年明けるなんてすぐですよ』

「そうかもしれないですけど、今までほぼ毎日一緒だったから」

『……会いたい、んですか？』




会いたいか、会いたくないかだったら正直会いたい。

でもそれは、完全な私の我儘でマネさんにだって

プライベートがあるからまた迷惑をかけるかも、




「うーん。」

『あ、迷うんですね』




いやでも、私の中のマネさん情報によると

彼女なし、しかも友達少ない。そんなマネさんが

全く暇をしていない状況とは、、、



「あ、実家だ。うわぁぁ」

『じっか、、？』



そうじゃん。ご両親の元へ帰るよねー普通だったら。

じゃあ、やっぱ会えない。




「会わないですね」

『え、会わないの？』

「会えるんですか！」

『てっきり会うものかと』

「やった！」




〈ねぇ北斗！！関係者いないじゃん騙したでしょ！〉




『あ、』 「あ、」




『このことは京本さんには黙ってて下さいね。』

「言っちゃダメなんですか？」

『色々とややこしいことになりますので』

「わかりました、？」




独特な走り方でやってきた大我がマネさんに攻撃してるけど、

ほぼほぼマネさんはそれを交わしてる、笑




「2人ってやっぱ仲良いですよね」

〈よくないわ！〉 『良くないです』

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