１６ 冬至 ページ16
「マネさん、私特訓始めます。」
『……何をしようとしてるんですか。』
まずは、慣れが大事だと思う。
こんなに多くのセリフがあるのは初めてだから
「台本読みに付き合って欲しいんです。」
『私が、ですか』
「もう頼れる人はマネさんしかいません。」
でも、日中は仕事があるし楽屋で練習するのもなかなかにまずい。
「台本読み出来るのっていつ、、だと思いますか」
『仕事の時間が不定期なので、Aさんの予定に合わせます俺は。いつでも』
「っ、ありがとうございます！！」
こんないい人が私の周りに居ていいのか？
幸せ者だよ私は間違いなく
『まずは、来週顔合わせがありますので練習はその後で』
「了解しました。」
・
・
・
・
・
・
ついにこの日が来た。
出演者同士の初顔合わせ
「ふぅ、、おはようございます、Aです」
〈やっぱAだ！俺名前見た時同姓同名の人かと疑ったけど〉
「大我も知らなかったの？」
〈うん。よろしくね、A。初主演でしょ？俺が引っ張るから安心して〉
た、たすかる。この前までポケモン探しをしていた坊ちゃんとは思えない。
〈あ、北斗も元気ー？もう、嫉妬すんなよ笑〉
『………こちらをガン見するのをやめて頂けますか』
仲直りした、よね？なんか和やかな雰囲気になってるよこの2人！
〈監督、おはようございます。今回もお誘い頂けて光栄です〉
「ありがとうございます！精一杯努めさせて頂きます！」
2人とも頼もしいなぁなんて笑ってる監督さん。
怖い人かと思ってたけど、親しみ深い近所のおじさんって感じ
撮影スケジュールや、今後進めていくにあたっての心得てきなものを教わって、
大体作品のイメージは掴むことはできた。
やはり、練習が必要なシーンもあるみたいだということも把握済み。
大我は次の撮影があるからって、すぐに帰って行った
「マネさん、今日早速いいですか？」
『構いませんよ』
練習場所は私の家。
事務所に空き部屋があるかを確認してもらったところ
今は空きがないということだったので。
マネさんは私を起こしに何度も来たことがあるので、
まぁ問題はないだろう。
そこまで部屋も汚くないと思うし、
たぶん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カエデ(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！🍑♡長らくお待たせしました！！🙇♀️好きが溢れただなんて素敵な言葉ありがとうございます泣最後まで呼んでくださってありがとうございました！ (5月4日 23時) (
レス) id: 07a07cf326 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - カエデさん» 完結おめでとうございます！ずっと更新楽しみにしてたので、読み切った時好きが溢れまくりました！素敵な北斗の恋愛もの描いて下さってありがとうございます！（泣） (5月4日 20時) (レス) @page43 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！🍑💬うっすら過去を匂わせてたのですが、気づいて下さって嬉しいです！続きも是非呼んでくださったら幸いです。 (1月8日 13時) (レス) id: 7b38305e18 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - マネさん目線でお話が書かれて、うるうどし の意味がわかると切なくて泣きそうになりました、。読み合わせで北斗が息が詰まった理由が想像よりも重たくて甘い思い出がよみがえるのかと思うと切なすぎました、。 (1月8日 7時) (レス) @page33 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カエデ | 作成日時：2023年11月26日 22時
