うるうどし。

１２　幼馴染の集い ページ12

「かんぱーい！」

〈かんぱーい！〉





「はぁ、仕事終わりのお酒がこんなに美味しいものだとは」

〈A意外と結構飲むタイプだ？笑〉





急に大我から、今夜空いてる？って連絡が来てご飯を食べに来ている。

何と言っても、高級焼肉が大我と食べるとタダっていう利点が大きい。

遠慮なく食べていいよって

こんなに余裕のある大人になったんだなとしみじみ感動。





「大我ちゃんと休んでる？毎日TVで見るけど」

〈んー？まぁぼちぼち。新しい映画決まったらしいんだけど、その撮影が始まるまでは暇だよ〉

「へぇ、映画楽しみにしてる。絶対見に行くね」

〈うん笑感想待ってるわ〉




にしても、ここのタン美味しい。

1人で頻繁に来るには値段を気にしちゃうから、

誕生日とか特別な日にもう1回来てみよう。



大我は相変わらず頼み方に計画性がないというか何と言うか笑

これ食べたい！あれも食べたい！って思うままに注文するから

大我の周りだけ食べ物の乗ったお皿でいっぱい。




〈あ、またタン来ちゃった。どうしよA〉

「私そっち食べるの手伝うから先に食べちゃいなよ」

〈そうだな！そうだそうだ、そうすれば〉




本当に今意味わかってた？笑

食欲旺盛で見てて元気出るからいいけど。




〈そうだ、Aこの前イルミ行ってたっしょ。インスタ見た〉

「え！見てくれてるの！フォローされてませんけど？」

〈だって公式で幼馴染って言ってねぇからさ、俺のマネージャーに止められてんの〉

「あそこすごい綺麗だったからおすすめだよ」

〈見てたら分かるわ！Aと行こうと思ってたのにさ先に1人で行っちゃうんだもん〉

「ごめんごめん笑でも、私もびっくりしたんだよ？家帰ると思ってたらマネさんが、」






あ、ついマネさんのこと言っちゃいそうになった。

たぶん不仲だもんね、話題にしない方が





〈北斗が見に行きたいって言ったの？〉




ん？大我はマネさんウェルカムな感じなの、か？

そうじゃなきゃ、自らマネさんのこと話題にしないもんね

いや、天真爛漫な大我のことだから全く気にしてないのもありえるな。





「家に帰ると思ってたらね、いつのまにかマネさんがイルミ連れてきてくれてて」

〈ふーん、それでいちゃいちゃイルミをお2人で楽しんだと〉

「そんなんしてないよ！カップルじゃあるまいし、」

〈え、2人って付き合ってないの？〉

「当たり前じゃん」







なにふざけたことを言ってくれてるんだか

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