０２ サンドイッチとミルクティー ページ2
『Aさん、車中ではありますが朝食を食べて頂けますか？サンドイッチを用意してますので。』
さすが敏腕マネさん。サンドイッチ大好物だよ。
でも、用意していたってあたかも最初から私が寝坊して遅れるのを見通してたみたいな……
『食べないんですか？誰かさんが遅刻したから今しか食べる時間ないですけどいいんですね、朝食抜きで』
ほら、怒ってる。やっぱ想定してたんだ。
「いえ、頂きます。食べさせて頂きます。」
撮影場所までまだまだ時間はあるから、今のうちに話しておこうかな。
なんで私がこんなキラキラ職業に就いているのか。
きっかけは、私の幼馴染である京本大我が勝手にあるオーディションに私の履歴書を送っていたこと。
たまたまその結果が出る時、私は怪我で入院していて退屈な日々を送っていたからチャレンジしてみてもいいかなって思って芸能界に入った。
その時から今もずっと支えてくれるマネージャーさんが、松村北斗さん。すごく厳しくて怖い存在だから私は密かに鬼マネって呼んでる。
そんな鬼マネさんは見るからにだけど本当に仕事ができる方で、今の私の居場所を作ってくれた人。
「あ、大我またcmやるんだ。すごいなぁ」
『京本さんは今1番人気がある俳優さんと言っても過言ではないですからね』
「マネさん、私もいつかcm出れたりするのかな」
『私が必ず出演権を獲得しますので安心して下さい』
本当に頼りになるマネさんだ。
私なんかよりもっと綺麗な人についた方がマネさんには
相応しい仕事ができるんじゃないかって思う。
『……さん、…………Aさん？』
「あっ、はい。」
『あと少しで到着するのでそろそろ食べ終わって下さい』
「はい、すみません。急ぎます。」
温かい状態で渡されたミルクティーとともに、急いで
残りを食べきってしまう。
『今日は1日中仕事がありますが、頑張って下さい』
「はい、ありがとうございます。マネさんの期待にも答えられるよう頑張ります！」
〈Aさん入られまーす！〉
「おはようございます、お願いします！」
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カエデ(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！🍑♡長らくお待たせしました！！🙇♀️好きが溢れただなんて素敵な言葉ありがとうございます泣最後まで呼んでくださってありがとうございました！ (5月4日 23時) (
レス) id: 07a07cf326 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - カエデさん» 完結おめでとうございます！ずっと更新楽しみにしてたので、読み切った時好きが溢れまくりました！素敵な北斗の恋愛もの描いて下さってありがとうございます！（泣） (5月4日 20時) (レス) @page43 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ(プロフ) - momoさん» momoさんコメントありがとうございます！🍑💬うっすら過去を匂わせてたのですが、気づいて下さって嬉しいです！続きも是非呼んでくださったら幸いです。 (1月8日 13時) (レス) id: 7b38305e18 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - マネさん目線でお話が書かれて、うるうどし の意味がわかると切なくて泣きそうになりました、。読み合わせで北斗が息が詰まった理由が想像よりも重たくて甘い思い出がよみがえるのかと思うと切なすぎました、。 (1月8日 7時) (レス) @page33 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カエデ | 作成日時：2023年11月26日 22時
