賢者の石 part.2 ページ2
「……リー…ノエ……ノエリー！」
「ん…あ、え？今何時？」
「もう8時だ。また論文を読んでたのか？」
そう言いながら、セブルスがカーテンを開ける。
「だって新しいの出たんだもーん」
「そんな言い訳はいいから早くベットから出ろ。」
「はーい…って、あー！今日はハリーが入学してくる日だよ？！」
私がベッドから飛び起きると、セブは呆れた顔をする。
「今頃気付いたのか。さあ、早く起きて薬品を作るのを手伝ってくれ。」
「しょうがないなー」
「僕の手伝いをするのがお前の仕事だ。」
あれ、我輩って言ってない？！
まあ、そこはどうでもよくって。
「訂正。私は闇の魔術に対する防衛術の助手もやってるの。」
「そんなこと言われなくても知っている。さあ、早く私の部屋に来るのだ。」
そう言って、私の部屋を出て行く。
……………………………………………………………………………………………
私は黒いローブに着替えて、魔法でさっと化粧をして、髪をリボンで束ねて部屋を出る。
このリボンは、去年セブルスがクリスマスプレゼントなくれたものだ。
イギリス人である母譲りの、プラチナゴールドの髪には黒が合うと言い張り、買ってきてくれたらしい。
セブルスの部屋に着くと…と言っても隣なのだが、部屋の鍵を取り出す。
私とセブルスの部屋には特殊な魔法がかけられていて、「アロホモーラ」などの呪文では開かないようになっている。
つまり、マグル式の合鍵を持っていないと入れないのだ。
「セブ、入るよー」
「遅い」
「遅いって…3分で来たんだからね？」
セブルスはいつでも文句を言う。
「じゃあ…何を手伝えばいいの？」
「もう1つの鍋で薬品を作れ。これが作り方だから、この通りにやれば良い。」
渡された紙を見てみると、40分もかかることが分かった。
それプラス、薬品庫から色々と取ってこなければいけない訳で…。
「これじゃあ論文が読めないじゃないの！」
「早く起きないのが悪いのだろう？早くやれば早く終わる。」
私は、早く終わらせるために準備に取り掛かった。
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カズ(プロフ) - セブルスかっこいい/////すごい面白いです!更新頑張ってくださいね! (2017年4月4日 21時) (
レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ - セブ先生、好きだよ！これからも頑張ってください (2017年4月3日 19時) (レス) id: aa8878415a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天ヶ瀬 | 作成日時：2017年4月2日 9時
