卅陸 ページ38
「き、来てくれてありがとう!」
「うん。」
「あのね、私実は一年の頃から赤葦くんのことが好きで。」
放課後、約束通り校舎裏に行くと、わかってはいたけれど告白。
一年の頃って、同じクラスになったのも話したのも最近だと思うんだけど。
「ずっとかっこいいなって思ってて、友達に聞いたら勉強も運動もできるって知って、もっと好きになっちゃった。」
顔を赤らめながらそう言う彼女は、一般的に見たらかわいいのかもしれない。
正直、A以外の女子はあまりわからない。
「私と付き合ってください!」
校舎の陰に友達が隠れて見ているのがわかる。
「ごめん。今はそんな気になれないんだ。勇気出して言ってくれてありがとう。」
俯いたまま顔をあげない。
「焔さんとは別れてないの?」
「フラれたよ。俺が諦めきれないだけだから。」
「……そっか。」
それだけ聞くと、歩いて友達のいる方へ向かっていく。
釈然としなかったけど、部活もあるし、俺もその場を去った。
校舎に入ると、帰宅部の生徒は完全に下校したようで意外に時間を取られたことに気付き早足になる。
職員室近くの階段を通りかかった時、Aらしき人影が見えた。
誰かと話してる……?
はつらつとした男の声。
この声は煉獄先生だ。
話が終わってAが一人取り残される。
じっと立っているAは、なぜか少し寂しそうに見えた。
普段なら声を掛けるのに、別人に見えたAに戸惑ってしまった。
その間にAは部活の方へと行ってしまう。
俺も急がないと。
でも、どうしてAが煉獄先生と?
歴史選択ではないから、接点はないはずだ。
無人の教室の扉を開け、カバンを取る。
時計を見上げると、部活開始の五分前だった。
「……木兎さんに注意されるのだけは避けたい。」
考えても仕方ない事は置いておき、ひとまずギリギリの部活へと向かった。
令和コソコソ噂話
昼休みに二人でご飯食べてた噂のせいで、木兎さんは女の子達に、嘘つき!って責められたらしい
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noel(プロフ) - シャノさん» はい!めっちゃ頑張ります!! (2020年7月20日 22時) (レス) id: fd0be5fd69 (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - noelさん» いえいえ!少しでもお手伝いすることができたなら良かったです!私もこの作品大好きなので、ファンの1人として陰ながら応援させていただきます。コレからも頑張ってください、楽しみにしています。 (2020年7月20日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
noel(プロフ) - シャノさん» 訂正しました。わざわざありがとうございます!!以後気を付けます (2020年7月20日 19時) (レス) id: fd0be5fd69 (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - 50ページ目(肆拾捌 )の序盤で杏寿郎様のはずのところが杏寿郎と、呼び捨てになってました。私の勘違いでしたらすみません。ただ、少し気になったのでコメントさせていただきました。 (2020年7月20日 13時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
noel(プロフ) - みっちー愛してるさん» そんな事言っていただけて……!ありがとうございます^_^ (2020年6月22日 7時) (レス) id: fd0be5fd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:noel | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/noel_2/
作成日時:2020年5月26日 16時