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story62 ページ23

高木刑事に言われ、安室さんがノートに名前と"ごめんな"の文字を書く。

「じゃあ沖矢さんも……えっと……そちらの女性は……」

「同居人のなな」「亜土村藍里です!!」

沖矢さんの言葉を遮り、必死の形相で言う私。
警察に本名なんて教えたら、この世に七瀬Aなんて人間がいないことがバレてしまう。亜土村藍里なら詳しく調べない限りはバレないとクリスが言ってたし、とりあえずは安心だろう。

安室さんが目を細め、じっと私を見る。そう言えば、安室さんには偽名の件を話してなかった。
安室さんをチラリと見て、何も言わないでと念を送る。
それを分かってくれたのか、安室さんは私を意味ありげに見つめたものの、結局何も言わずにいてくれた。
沖矢さんには呆れ顔で、ため息をつかれた。

「亜土村さん……ですか。えっと、同居って沖矢さんとですか?」

「亜土村さんは探偵で、仕事の依頼で米花町に来ているんですよ。ホテル暮らしは何かと大変だろうということで、私が同居をお勧めしたんです」

「はぁー……あなたも探偵なんですね……」

うんうん、そうだよね。なんで探偵ばっかいるんだって顔になるよね。私もそうなってるから。

「じゃあ、ここにお願いします」

指し示されたノートの空白に、"亜土村藍里"と"ごめんな"と書く。

「沖矢さんもお願いします」

「はい」

沖矢さんもノートに名前とごめんな、の文字を書く。

「あれ? 沖矢さんって左利きなんですね?」


安室さんの意味深な問いかけに、沖矢さんはじっと安室さんを見返す。
沖矢さんって左利きだったんだ。そこまで意識して見てなかったから、気がつかなかった。
さすが安室さん。

「ええ……いけませんか?」

「いえいえ。ただ、この前右手でマスクを取られていたので、右利きなのかあ、と」

「そうでしたっけ?」

どこかとぼけたように首をかしげる沖矢さん。

「まぁ、気にしないでください……殺したいほど憎んでいる男が、レフティなだけですから……」

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みそ - 沖矢さんにめっちゃキュンキュンされます…この作品を作って下さって本当にありがとうございます!!9も頑張ってください! (2018年2月12日 0時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 百合さん» ありがとうございます!! 頑張って更新します! (2017年12月13日 7時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
百合 - すごく面白いです(*^-^*)続きが気になります!頑張って下さい!(*´∀`) (2017年12月12日 23時) (レス) id: 664152f9a6 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - ムーンさん» 毎日読んでくださりありがとうございます!! 一位なんて嬉しい!! これからも頑張ります! (2017年12月9日 21時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
ムーン(プロフ) - 毎日毎日更新されたのを楽しみにしながら見てます!この作品今のところ私の好きな名探偵コナン夢小説1位です!!これからも続編頑張ってください! (2017年12月9日 20時) (レス) id: 257ddb25d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海星 | 作成日時:2017年12月6日 23時

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