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story42 ページ3

工藤邸についた私は、沖矢さんに一通りどこに何があるのかを教えてもらった。
トイレとお風呂は共用だが、部屋は大きな個室があるし、リビングの他にも客間や書斎など、時間を潰せる場所はいくらでもあったので、広いアパートを借りたと思うことにした。
沖矢さんと四六時中顔を合わせるなんて、気まずすぎる。

私の部屋はいたってシンプルで、クイーンサイズのベッドがある以外は、殆どホテルと見分けがつかなかった。
工藤邸はホテル営業できるんじゃないだろうか。
天井に吊り下げられた豪勢なシャンデリアを見つめながら、そんなことを思う。

シャンデリアって一般家庭に存在するものだったか? あ、ここ一般家庭じゃなかったわ。

「じゃあ、私出かけるので」

リビングでコーヒーを入れている沖矢さんに声をかけると、玄関まで迎えに出てくれた。

「いってらっしゃい。仕事が上手くいくことを祈ってますよ」

「ありがとうございます。沖矢さんも論文頑張ってくださいね」

なんだか、久しぶりに行ってきます行ってらっしゃいの挨拶を交わして、不思議な感じがする。
誰かに見送ってもらえるのなら、沖矢さんとの同居も悪くないかもしれない。

「ええ。そうします。夕飯は作っておきますから、七時頃には戻ってきてください」

沖矢さんが作ってくれるのか。ラッキー。

「分かりました」

ドアを開けて外に出ようとした私は、不意に背後からの気配を感じて振り向いた。
鼻の先に沖矢さんの唇が………

「ひゃああああ!!?」

「ゴミがついてましたよ」

驚いて奇声をあげた私を全く無視して、沖矢さんは私の服の肩を手で払ってくれた。
近いよ!!!?
なんで!!?
いきなり近いから!!! 心臓持たないから!!

「あ、ども。です///」

なんで。なんで何も言わずに接近してくるの!!?
馬鹿みたいに声をあげた自分が恥ずかしいじゃん。

赤らんだ顔を隠すように、そそくさと工藤邸を出た。

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みそ - 沖矢さんにめっちゃキュンキュンされます…この作品を作って下さって本当にありがとうございます!!9も頑張ってください! (2018年2月12日 0時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 百合さん» ありがとうございます!! 頑張って更新します! (2017年12月13日 7時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
百合 - すごく面白いです(*^-^*)続きが気になります!頑張って下さい!(*´∀`) (2017年12月12日 23時) (レス) id: 664152f9a6 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - ムーンさん» 毎日読んでくださりありがとうございます!! 一位なんて嬉しい!! これからも頑張ります! (2017年12月9日 21時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
ムーン(プロフ) - 毎日毎日更新されたのを楽しみにしながら見てます!この作品今のところ私の好きな名探偵コナン夢小説1位です!!これからも続編頑張ってください! (2017年12月9日 20時) (レス) id: 257ddb25d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海星 | 作成日時:2017年12月6日 23時

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