トリップしたらシルバーブレッドが敵だったなんて聞いてない2【名探偵コナン】

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コナン達三人に現場を任せて、そうこうしているうちに警察が到着した。

やって来たのはやはり、ちょび髭の太った目暮警部と、人の良さそうな高木刑事だった。
うん、この二人は私も知ってるぞ。

「殺されたのはロックミュージシャンの波土禄道さん39歳。死亡推定時刻は今から１時間から２時間前。
被害者は２時間くらい前から一人でここの会場にこもって作詞をしていたようです。
その間に誰かがここに入り、被害者の首を吊り上げて殺害した、ということになりますね」

高木刑事が殺害の状況について詳しく述べ始める。
 
 
「しかし、あんな高いところに人を吊るし上げるとなると……重い緞帳を動かす機械でも使って吊り上げたんだろうな」
目暮警部が思案顔で言う。
 
「それはないと思いますよ」

何故か割って入る安室さん。いや、あなた一般ピーポー。何で当たり前のように捜査協力してんの？


「緞帳を動かす設備のある部屋の鍵は掛かってて、その鍵を持ったスタッフは少し早い夕食を食べに出払っていたそうですから」

「えっ、じゃあ機会を使わずに吊り上げたんですか？」

驚いたように言う高木刑事。

「ええ、恐らく……複数犯で」

昴さんまで捜査協力しだしたよ？ この漫画にリアリティは求められていないのか？
元の世界に戻ったら、編集部宛てに苦情のハガキを出すことを決意する。

コナン君も口を開いた。

「バーに滑車でも付いてないと一人ではほぼ不可能だからね。
気になるのはステージのそでに置かれたパイプイスと余ったロープと工具箱。それとロープの結べ目近くに残された奇妙な穴。
タコ糸が付いた野球のボールも落ちてたよ」

皆さんもご存知の通りの様子で、ぺらぺらと喋るコナン君。コイツ、本気で正体隠す気あるのか？
 
 

 

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