another chapter_____4 ページ35
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ぼくがつぎにめざめたとき、ぼくはやわらかなベッドにねころんで、ずいぶんからだがおもくなっていました。
りょう手をまどのひかりにかざしてみますと、びっくりするくらい大きいのです。
ぼくの手は、こんなに大きかったでしょうか？
そろそろとおきあがり、まわりをみまわしてみますと、しゅみのいいかぐにとういつされた、そこそこ広いしんしつです。
ベッドのわきには、きれいにたたまれた洋服がおかれています。
すこしねつっぽいのか、からだがあつくかんじます。
あたまもがんがんいたいようです。
ぼくはポケットをまさぐってみましたが、なにかかけるようなものはありません。
しかたなく、このなぞのしんしつをさがしてみますと、木のつくえの上に、パソコンとメモ、ボールペンがおかれています。
ぼくはいそいでボールペンをにぎりしめて、めざめてからのことをかきはじめました。
そのとき、へやのそとでだれかがうごくけはいがしました。
フローリングのゆかをふみしめる音が、かすかにきこえてきます。
ぼくはぎょっとして、いそいでベッドにもどりました。
メモとボールペンはズボンのポケットに入れて、いきをひそめていますと、そっとへやのドアがあいて、やわらかな光がさしこんできました。
「……起きてない、か？」
少しひくい、けれどもおちついたおとこの人の声がします。
うすく目をひらくと、目のはしに、きれいな金いろのかみのけが見えたきがしました。
大きな手がぼくのあたまをやさしく撫でてから、声のぬしはへやを出ていき、ふたたびドアがしまります。
ぼくはふたたび、メモにペンを走らせました。
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海星(プロフ) - カラ松ガールさん» ありがとうございますっ…！ めちゃくちゃ嬉しいです！！ 頑張ります！ (2019年10月31日 7時) (
レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール(プロフ) - 前回からここまで一気読みしました！神ってました！大好きです！ (2019年10月30日 23時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 74話に誤字がありました。「有紀子」ではなく、「有希子」です。 (2019年10月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 架印�靴気�» わわわ！ ほんとですね！ お恥ずかしい…ご指摘ありがとうございますっ！ (2019年10月26日 10時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 66話：「このタケシード姿、なかなかいいな」の所…。“タキシード”が“タケシード”になってますよ。 (2019年10月26日 0時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海星
| 作成日時：2019年10月18日 9時
