ぐだーん ページ20
牧島 side
「一旦休憩」
茅野さんの一言で稽古場に張り詰めていた空気が少し緩む。やっと通し稽古にはいり舞台装置を使っての練習が始まった。木刀が竹光に変わったり、扉が着いたり階段を使ったり。稽古も佳境になり稽古場に熱がこもる。
『もう、溶けちゃう…』
そんな中休憩になって床にバタンと倒れ床と一体化して人がいる。ほっぺを真っ赤にさせて、肩でヒーヒーと息をしている。現段階での刀ミュの最年少・丸野A。人懐っこい犬みたいな存在で癒しを提供してくれる。
「伸びてるね」
『あ〜ひかるくーん』
「疲れた？」
『体力が持たないんですよ。頑張ってランニングとかしてるんですけどね〜』
ぐてーんと伸びてるAは、先程の役柄と打って変わって語尾も伸びてとろけていた。そんな彼を記念にパシャリと撮る。
『撮りましたね〜』
「記念写真。俺も一緒に伸びようかな」
『一緒に伸びましょ、ふふふ』
「樟太郎ー」
俺は近くにいた樟太郎に声をかけて呼ぶ。ヘッドバンドを身につけてる。稽古始まる前にAが樟太郎の着けてるのみてかっこいいって言ってたから明日からは俺もやろうかな。
「なにぃー！」
「写真撮って」
「うわっ伸びてる！」
『体力がぁぁ』
「いちばん若いよな」
『運動とは無縁の生活を送ってましてぇ』
「記念撮影して。2人で伸びてるの」
そう言うと行くでという声と共にカシャって音が聞こえた。後で送っておいてと伝えるのもめんどくさい。言わなくてもわかってくれるでしょう。
『あーもっと筋力と体力をつけたい』
「鳥さんとかに教えてもらう？」
『…！恐れ多い、』
「Aって筋肉ある？」
『なっ！ありますよ多少は〜』
「腕立て伏せとかやって見てよ」
そう言うと行きますね！って言って腕を曲げて胸を床に近づける。五六回目までは順調だったんだけど、腕で床を押すとプルプルっとしながら上に上がってきた。上がったと思ったらバタンと潰れた
「え、ふざけてる？まじ？」
『本気ですよ！』
「もっかいだけ、もっかいだけやって！」
これは動画撮って将来ムキムキになった時にでも動画公開しなくてはいけない。こんな細くてひょろひょろだった時もあったよって。でもみんなだいたい10回ぐらいできるよね？男子高校生でももうちょいできる気がする…
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今後は思いついた話から書くので、時系列ぐちゃぐちゃです!
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むんさ - 話が好きでいっきに読みました！！リクエストなのですが真剣乱舞祭のバックステージとか書いて頂けないでしょうか🙏 更新待ってます。 (7月11日 22時) (
レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
菜めし(プロフ) - ななりさん» リクエストありがとうございます✨️少し時間がかかってしまうかもしれませんが精一杯書かせていただきます！ (2023年3月24日 16時) (レス) id: c0fc9bddc7 (このIDを非表示/違反報告)
ななり(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読ませていただいてます( ¨̮ )リクエストなのですが、個人的に流司くんとの絡みが欲しいな！と思います！流司くんに可愛がられる後輩…で見てみたいです！宜しければお願いします(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)” (2023年3月24日 13時) (レス) id: 40f404ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜めし | 作成日時：2023年1月29日 23時
