望外インビテーション！ ページ21
観測者:アリシア
ｴｰｽ「あー！アリシア！やっと戻って来た！」
ﾃﾞｭｰｽ「ユウを見ませんでしたか？ｸﾞﾘﾑと一緒にアリシアさんを探しに行ったんですけど…」
急いで戻ったのだが片付けは終わりに差し掛かっていた。その上、探しに行ったユウさん達と入れ違いになってしまったらしい。
『すみません…色々ありまして。ではユウさんを探して此方に戻って来て頂きましょう』
ﾃﾞｭｰｽ「えっ！？でもまた入れ違いになるんじゃ…」
『ああ、私自身が探しに行く訳ではありませんよ。この椅子お借りしますね…berkana』
探索のルーンを近くにあった椅子に刻みながらユウさん達の特徴を正確に頭の中で再現し、術式を補強していく。私が椅子から手を離すとユウさん達がいるであろう方向へと飛んで行った。
ｹｲﾄ「うわっ！？あの椅子ってここに置いてあったやつだよね！？何で飛んでんの！？」
ｴｰｽ「アリシアが飛ばしましたー」
『ユウさん達を迎えに行ってもらっています』
ｹｲﾄ「椅子に！？でもユウちゃんって魔法が使えないんでしょ？椅子で空を飛んで戻って来れるわけ…」
『動力源は私ですので問題ないかと思い…』
…いや、近くに物が無かったからとはいえ椅子を飛ばしたのは間違いだった。私も時計塔の魔術師達と同じように空を飛ぶことは出来ないが、無機物を操作することは可能だ。安定性は問題ない。バランスを取るよう術式に組み込んだから。飛行時の高度も落下の危険性を考えて低めにしたし、障害物を避けるようにもしてある。飛行スピードも調整してある…のだが。ここにきてユウさんの居た世界の話を思い出してしまった。"どんな世界でも人間は同じような娯楽を求めるものだな"、という所感だったのだが…。
帰ってきたユウさんが素直な感想を述べないよう祈るばかりだ。
『ええ、空飛ぶ椅子なんて珍しくありませんとも！ユウさんの居た世界では娯楽の一環として存在していると聞きました！』
ﾃﾞｭｰｽ「すごく必死になってませんか！？」
『と、とにかく片付けましょう！』
3人の背中を押して残りの片付けをしているとユウさんが狸と共に飛んできた。…椅子に腰掛けて。
ｹｲﾄ「おっ、今回の騒動のMVPが揃ったね！頑張ってくれたご褒美に"なんでもない日"のパーティーにご招待！…と、好きなものトレイくんに作ってもらおう！何がいい？」
『私は紅茶が飲めれば充分です』
ユウ「僕も参加出来るだけで嬉しいです」
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ノヂヨ(プロフ) - ラムさん» ラムさん。お返事遅くなり申し訳ございません。アナログ絵と自分が執筆中にイメージしている姿でよろしければ後ほど掲載させて頂きます。イメージと違うと思いますが予めご了承ください。 (2021年3月22日 22時) (
レス) id: a4422f3a77 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月7日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月12日 20時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月7日 19時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ノヂヨ(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました (2020年7月11日 19時) (レス) id: 515a0e6435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノヂヨ | 作成日時：2020年7月11日 18時
