大晦日in真選組2 ページ9
「はあーい、宴会前にちゅーもーく」
Aがパンパン、と手を鳴らすと全ての隊士が前を向く。
「先ずは大掃除お疲れ様。例年より始末書も掃除も早く終わったし、ほんとによくやってくれたよ。
ここからの宴会注意事項。
酒飲むのはいいけど、呑まれるまで飲むなよ?特に近藤さん裸になるな!!今年は私は酌しねえからな?
私からは以上!近藤さん後はよろしく」
おう!そう言って近藤が隊士の目線を集める。
「まあ、なんだ。今年一年よくやったぞ、みんな!」
その言葉によって隊士達のテンションがさらに上がる。
むさい男の集まりには見えない。アレである。ジャニ○ズファンのテンションである。
「難しいことは抜きにして、楽しめ!!」
その言葉を皮切りに酒が開く音やら俺の肉とるな、やらそれ俺のそば!と言う声で広間の中が埋め尽くされる。
「A、隣平気か?」
「ああトシ、いいよ。」
そう言われたクマを両目にこさえた土方がAの隣に座る。
「ったく、さっきハメはずすなって言われたばっかだってのに…」
そう言って煙草に手を伸ばそうとする土方の手を押さえて猪口を持たせて酒を注ぐA。
「ッオイ、いきなり注ぐな。ったく、酌はしねーんじゃなかったのか?」
「そら、流石に全員分やる元気はないけど、隣にいるやつの分くらいするさ。」
そう言ってAは自分の猪口にも酒を注ぐ。
「今年も、減らなかったな。」
それは隊士の数。
「ああ、ほんとによく耐えてるよこいつら。生傷は絶えないけど。」
ふ、とAから微笑が漏れる。
「来年も変わらない」
「この数を祈って」
除夜の鐘とともに、猪口を合わせたコツンと言う音が二人の間に響いた。
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Happy New Year‼
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iMAi(プロフ) - 時雨さん» 見て頂きありがとうございます!四人で桜を見るのも、機会があれば書かせていただきたいと思います!リクエスト、ありがとうございました〜! (2020年2月5日 7時) (レス) id: 842790b5e8 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - ありがとうございます!!大人になった4人で桜を見れたらいいなと思いました。 (2019年12月30日 18時) (レス) id: 923148f312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:iMAi | 作成日時:2019年7月10日 22時