検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:11,967 hit

大晦日in真選組2 ページ9

「はあーい、宴会前にちゅーもーく」




Aがパンパン、と手を鳴らすと全ての隊士が前を向く。



「先ずは大掃除お疲れ様。例年より始末書も掃除も早く終わったし、ほんとによくやってくれたよ。


ここからの宴会注意事項。



酒飲むのはいいけど、呑まれるまで飲むなよ?特に近藤さん裸になるな!!今年は私は酌しねえからな?



私からは以上!近藤さん後はよろしく」





おう!そう言って近藤が隊士の目線を集める。



「まあ、なんだ。今年一年よくやったぞ、みんな!」




その言葉によって隊士達のテンションがさらに上がる。


むさい男の集まりには見えない。アレである。ジャニ○ズファンのテンションである。




「難しいことは抜きにして、楽しめ!!」





その言葉を皮切りに酒が開く音やら俺の肉とるな、やらそれ俺のそば!と言う声で広間の中が埋め尽くされる。





「A、隣平気か?」


「ああトシ、いいよ。」




そう言われたクマを両目にこさえた土方がAの隣に座る。



「ったく、さっきハメはずすなって言われたばっかだってのに…」


そう言って煙草に手を伸ばそうとする土方の手を押さえて猪口を持たせて酒を注ぐA。


「ッオイ、いきなり注ぐな。ったく、酌はしねーんじゃなかったのか?」


「そら、流石に全員分やる元気はないけど、隣にいるやつの分くらいするさ。」


そう言ってAは自分の猪口にも酒を注ぐ。


「今年も、減らなかったな。」




それは隊士の数。



「ああ、ほんとによく耐えてるよこいつら。生傷は絶えないけど。」







ふ、とAから微笑が漏れる。









「来年も変わらない」




「この数を祈って」




除夜の鐘とともに、猪口を合わせたコツンと言う音が二人の間に響いた。




ーーーー

Happy New Year‼

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←大晦日in真選組



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 攘夷組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

iMAi(プロフ) - 時雨さん» 見て頂きありがとうございます!四人で桜を見るのも、機会があれば書かせていただきたいと思います!リクエスト、ありがとうございました〜! (2020年2月5日 7時) (レス) id: 842790b5e8 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - ありがとうございます!!大人になった4人で桜を見れたらいいなと思いました。 (2019年12月30日 18時) (レス) id: 923148f312 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:iMAi | 作成日時:2019年7月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。