【銀魂】真選組姐さん 龍と総督と。

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「……将軍のクビなんざほんとはどーでもいいんだ。死んだ奴のためにしてやれる事なんざねェのも百も承知…」








俺ァただ自分の筋通して死にてェだけさ。




そう言う源外の、一寸も迷いのない視線が銀時達に向けられた。







「だからどけ。邪魔するならお前でも女でも容赦しねェ」








「どかない。」


「俺たちにも通さなきゃならねー筋ってもんがある。」







三人の間に少々の沈黙が走った。





「撃てェェエエエエ！」


「らァァァアア‼」




銀時の抜刀とともにAも懐から拳銃を取ろうとした…が。


悲痛な叫び声とも取れる源外の声に一瞬拳銃を抜く手を止めた。





「「‼」」




流れるように銀時が"三郎"を斬るのが四人の目に見えた。









ガシャン、と言う大きな音を立て、ゆっくりと三郎は崩れた。









「三郎ォ‼三郎ォ‼



バカヤロー‼なんでオメー撃たなかっ……」






「……ォ…親父…」


「‼」





「油マミレ…ナッテ……楽シソーニ…………カラクリ…テルアンタ…好キダッタ…」






壊れる寸前の三郎から出たのは、確かに源外が最期に交わした息子との言葉。







「マルデ…ガキガ泥ダラケ……ハシャイ……デルヨウナ…アンタノ姿…」







それきり本当に三郎は動かなくなった。





白煙が上がる中、四人は誰も声を出そうとしなかった。









「…………なんだってんだよ…


どいつも、こいつもどうしろってんだ⁉
一体俺にどうやって行きていけっていうんだよ！」









「……さーな。



長生きすりゃいいんじゃねーのか…」





そんな銀時の言葉が星空に吸い込まれた。








ーーー




(そういやオメー真選組なんじゃねーかA。爺さん逮捕しないでいいのかよ。)

(いいのよ。今回隊服じゃないし。…まあ源外さんのせいで綿菓子どっかやっちゃったけど。)

(アンタらシリアスぶっ壊さないでくれます？)

(新八…シリアスはね、壊すためにあるの。)






((ほんとは爺さんの言い分がわかるから逮捕しないなんて警察としては言えねーわ。))









祭り篇 Fin

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