グン雄カッ拠!

lv.６ ページ7

『お集まりの皆さま』


俺が周りを見回していると

子供のようなあどけない声が空間内に響き渡った


ふと見上げると

月の上に

浴衣を身に纏った子供が座っている


足をﾊﾟﾀﾊﾟﾀと動かし

ピエロのようなお面を付けているその姿は

なんとなしに少しだけゾッとする


『いちお、自己紹介

僕の名前は「シキ」

このゲームの主催者ではないけど、この空間は僕が作ったんだよ』


凄いでしょ、と

細く小さな腕をめいっぱい大きく広げる『シキ』


『そして、きみらにはこれから

ｻﾊﾞｲﾊﾞﾙｹﾞｰﾑ…殺しあい？って言った方がいいのかな？

…を、はじめてもらいます♪』


楽しそうな声色と

微かに聞こえるｸｽｸｽという笑い

殺しあいって…なんでそんな楽しそうに言えるんだ？


『るーる確認！

これからきみたちに行ってもらうのは殺しあい

どちらかのﾗｸﾀｰが死ぬまで闘ってもらいます

ただし、辞退も出来るので

辞退したい人は僕に言ってねー？』

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