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No.13 翌日 ページ14

翌日、いつも通り練習場に行った

「やぁ! お、髪型変えたのか! 本当に床屋で切ったのか? ハッハッハ〜!」

『ハッハッハ〜』が『HaHaHa!』の様な笑いだ

「オッツ……そう頭をワシャワシャしないで呉れ」

「似合ってるわよ」とか「素敵ぃ〜」なんて声を無視して大玉を出した

あれ? こんなの前もあったような


「おはよう! ピエロ君、髪似合ってるよ」

「「おはようございます団長!」」

「ありがとうございます」

肩に手を置いてボソッと団長は云った

「裏で赤毛の子が待ってるぞ」

僕は走って裏へ向かった



「あら、ピエロ君。今日はあの間抜け面出さないの?」

「そう云われたから出そうかな」

そう云って、仮面を外した

「やっぱり、お似合いね! 私の目には狂いは無いようね」

「店主の腕が良かったんだよ」

自分で指定した訳でもないのにそんなふうに云わないでよね


「んで、何しに来たの? 用が無いなら帰って呉れ。僕も暇じゃないんだ」

「その阿呆面見に来たのよ」


「元気そうね」と云い去った

「今夜も来るのかい?」

「来るわよ」

「なら」とポケットからチケットを取り出した

「毎日来てくれるお礼。来放題チケットみたいな?」

「まあ! ありがとう」

と云い走り去った

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作者名:女武将信長 | 作成日時:2017年4月11日 0時

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