#３２ ページ34
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12月の第２週になり例年通り、スネイプ先生がクリスマス休暇に残る生徒を調べに来た。
ドラコも残ると言ったのでふくろうを両親に送り、クリスマスも残る事を伝えた。
そして、今日はグリフィンドールとの合同での魔法薬学だ。
皆はグリフィンドールがどれくらい減点されるかウキウキしていた。
しかし、この授業でとんだ災難に遭うこととなった。
「ギャーっ！」
突然、ゴイルの鍋が爆発し、教室中にふくれ薬の雨が降り注いだ。
Aは咄嗟にローブのフードを被り頭を守ったが、両手に薬がかかってしまい手の甲が腫れ上がった。
ドラコは顔いっぱいに浴びてしまい、鼻が米ナスのように腫れ始めた。
一瞬にして、クラスは混乱に陥った。
「静まれ！ 黙らんか！」とスネイプの怒号が走る。
「薬を浴びた者はぺしゃんこ薬をやるから来い。誰の仕業か判明した暁には……」
ドラコが前へと進み出した。後を追うようにAも前へ出た。
クラスの半分はふくれた体の一部をスネイプ先生の机の上へ運んだ。
渡された薬を飲み干しすと腫れはみるみる萎んでいった。
皆が解毒剤を飲み終えた時、スネイプ先生はゴイルの鍋底から花火の燃えカスをすくい上げた。
「これを投げ込んだ者が判明した暁には、吾輩が即刻、退学させてやる」
スネイプ先生は低く威嚇のようなうめき声で言った。
10分後には終業のベルが鳴り、被害にあった者は武勇伝を語るように次々と苦労を言っていた。
「ゴイル大丈夫だった？」
「俺の鍋から爆発したんだぞ。大丈夫な方が不自然だろ？」
ゴイルは眉間に深いシワを刻み、Aに嫌味を言った。
「絶対、ポッターがやったんだ」
「グリフィンドールに腹が立ったわ。どうしてあんな痛い思いをしなくちゃいけないのよ!!」
とパンジーがキーキーとした金切り声で言う。
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薫子(プロフ) - Aikuさん» ミスの指摘、ありがとうございますm(_ _)m 何か他にもあったら教えてください (2019年1月17日 22時) (
レス) id: 2423171da8 (このIDを非表示/違反報告)
Aiku(プロフ) - とても面白い作品ですね！あと、少し思ったのですが、もしかしたらルリウスではなくてルシウス・マルフォイだと思います (2019年1月17日 22時) (レス) id: 2ed775bb4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子 | 作成日時：2019年1月12日 23時
