#２１ ページ23
*
「誰の所に行っていた？」
偉そうに腕を組みをしたドラコ。
Aは本当にこんな奴に対して吐いたのか疑う。
「スネイプ先生よ。花吐き病について聞かれたのよ」
「他の奴には言ったのか？ 例えば、あの『穢れた血』とか？」
『穢れた血』の単語を聞いてAは怒りで度を失い、杖をドラコのあごに突き刺した。
呪文に長けている事はドラコは十分に承知していたので恐怖に震え上がった。
「や、やめろよ！」
「本当に学習しないのね」
「どうして、そんなに穢れ──」
「
ドラコの口は縫われたようになり、談話室に聞こえたのはAの荒ぶる息の音だけになった。
「良い？ 次、その言葉を言ってみなさい。次は貴方の前歯をスキャバーズより長くしてやるわよ」
そう言い、呪文を解除するなりドラコが言った。
「お前、俺の事がすきなんだろう！ どうしてそんな態度を取るんだよ！」
Aは女子寮に戻ろうと階段に片足をかけて止まった。
そして、ドラコの方を向き、部屋が一気に氷点下まで下がるように冷たく放った。
「貴方なんて嫌いよ。ミスター・マルフォイ」
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薫子(プロフ) - Aikuさん» ミスの指摘、ありがとうございますm(_ _)m 何か他にもあったら教えてください (2019年1月17日 22時) (
レス) id: 2423171da8 (このIDを非表示/違反報告)
Aiku(プロフ) - とても面白い作品ですね！あと、少し思ったのですが、もしかしたらルリウスではなくてルシウス・マルフォイだと思います (2019年1月17日 22時) (レス) id: 2ed775bb4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子 | 作成日時：2019年1月12日 23時
