黒い痣。 ページ38
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突然、自分の悲痛な叫び声で目を覚ました。
全身に汗をかいて、息を切らしている。
神「Aっ大丈夫?!」
『いやっ!!触らないで・・・・!』
【パシッ】
思わず神威の手を振り払う。
神「Aっ!しっかりしなヨ!!もう大丈夫だから・・・・」
神威が私の背中を優しくさすると、だんだん落ち着きを取り戻した。
・・・・が、そのとき。
_____ドクン
『っう・・・・』
右肩に、焼けるような痛みが走る。
神「A……その肩の……!」
右肩の蝶が舞っているかのように、皮膚の下でゆらゆらと、うごめいている。
最近、よくあることだ。
目が覚めるたびに肩の蝶が疼く。
まるで私の身体の一部として成長しているみたいに・・・・
神「・・・・随分うなされてたみたいだけど、大丈夫??」
『うん……大丈夫だから気にしないで…』
神「こわい夢?」
『ううん……本当に大丈夫だから』
中途半端に首つっ込むのならやめて欲しい。
いい加減ほっといてよ・・・・
神「嘘でしょ、何かあったって顔してる」
『えっ?』
・・・・参ったな、どうやらお見通しってことみたいね。
神「1人で抱え込まないでさぁ、正直に話して?
俺…何かAの力になれるかもしれない」
そんなこと言われてもアンタなんかに何も話すことないわよ・・・・
私が返答に困っていると、神威は私の両手を握って言った。
神「Aは冗談だって思うかもしれないけどさ……俺本気でAのこと好きだヨ。
だからせめて……俺を頼ってヨ・・・・
俺は、利用されてるだけでもいいからさ……」
なんだか、いつものヘラヘラしてる神威じゃない。
私とは正反対で、キレイに澄んだまっすぐな瞳で私を見てくる。
嘘はつかない、本気の目・・・・
あまりにまっすぐな神威の目に、押しのけられそうになる。
神「話して・・・・俺がぜんぶ受け止めるから」
_____今だけ、私も素直になっていいかな。
『神威くん、私ね………』
それから私は、ありのままに話した。
すべての始まりとなった、2年前のあの【忌まわしい過去】を_____________。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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紫炎(プロフ) - jijiさん» やったー(`・ω・´) この小説の続編にリンクあるからね♪ (2013年3月9日 15時) (レス) id: 6cadead0e7 (このIDを非表示/違反報告)
jiji(プロフ) - 紫炎さん» ミルミル!!絶対に見るから^^ (2013年3月9日 14時) (レス) id: e4bc7b5904 (このIDを非表示/違反報告)
紫炎(プロフ) - jijiさん» 短編できたどー!!(笑)あんまり自信ないけど、頑張ったから見に来てね(´`*) (2013年3月9日 12時) (レス) id: 6cadead0e7 (このIDを非表示/違反報告)
紫炎(プロフ) - 坂田ひなさん» はい(笑) ていうか、ひなさんのトコって銀魂再放送やってるんですね!! メッチャうらやましいな〜^^ (2013年3月9日 10時) (レス) id: 6cadead0e7 (このIDを非表示/違反報告)
紫炎(プロフ) - 夏菜さん» いや、駄作者の勝手な思いつきです(笑) ボカロにそーゆう歌があるんですか?(´`*) (2013年3月9日 9時) (レス) id: 6cadead0e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒夢屋本舗・とら吉 | 作成日時:2012年12月20日 16時