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スタジオを出る前に涼太くんがこちらを向いて手を振ってくれたからそれに笑顔で振り返して次の人を待つ。
長かったように感じるこの撮影もあと二人で終わるんだなぁ、と思ったら一気に肩の力が抜けてしまいソファにダラッと身体を預けて空を仰いでいた。
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× Daisuke.Sakuma
戻ってきた涼太に呼ばれたので漸く俺の番が来た！と嬉しくなり、スタジオに向かう足取りはとても軽い。
スタジオに入りセットに目をやるとソファでリラックスしているお嬢がいて、気付かれないように近づき思いっきり抱きついてしまう。
「ぅわっ、！ちょっと！大くん！びっくりするでしょ！」
「だって〜！さくまさん待ちくたびれちゃったんだもんっ！」
そう言って頬を膨らませれば可愛いと言って頭を撫でられてしまった。
俺の方がお嬢より年上のはずなんだけどなぁ？
なんて思ったけど中々彼女から頭を撫でられることはないから堪能してから、意気揚々と立ち上がる。
「よし！やろうか！」
「何を…？」
「俺らって言ったらアニメっしょ〜！ってことでAの好きなやつ用意してきたから一緒に鑑賞会しよ？」
そう言いながら持参した彼女が大好きなアニメのBlu-rayを彼女に見せればキラキラと瞳を輝かせるから、つい頬が緩んでしまう。
そんな緩んだ頬をそのままに準備を済ませ再び彼女の隣に腰を下ろした。
1話完結のアニメだから通しで見なくても楽しめると思い持ってきたのだが、ずっと楽しそうな
アニメを見つつ時々Aの横顔を盗み見ていたらあっという間に終わっていて、彼女が俺の方を向いた。
「大くん！ありがとう！最高だった！」
「ほんと好きだねぇ〜？」
「大好き！何回見ても飽きないんだよね…」
恍惚としながらそう語る彼女。
…なんだけどせっかくのデート企画なのに全く俺を見てくれない。
なのでAとの距離をグッと縮め、きょとんとした顔でこちらを見ている彼女にゆっくり顔を近づけた。
ぎゅっと目を瞑るAの唇、ではなく小さな鼻に軽いリップ音と共に口付けた。
「にゃはっ、Aちゃん顔真っ赤〜」
「だいくんのいじわる」
「んふふっ、嫌でも意識したでしょ？」
未だ顔を赤く染める彼女に不敵に笑って、頭を撫でてスタジオを出た。
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美紀 - 移行おめでとですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年9月23日 23時) (
レス) id: 25436c652e (このIDを非表示/違反報告)
noa(プロフ) - ましゅさん» 読んでいただきありがとうございます…！またとても嬉しいご感想と暖かいお言葉もありがとうございます！これからも楽しんで頂ける作品を作れるよう精進していきますので御付き合い頂けたら幸いです(*´`) (2021年8月18日 4時) (レス) id: 4b26657acc (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - とっても面白かったです！とにかくつきちゃんが可愛くて可愛くてたまりませんでした…愛しい…続き楽しみにしております！noaさんなりのペースで、体調に気をつけて更新していってください。 (2021年8月7日 10時) (レス) id: 592bcbbd4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noa | 作成日時：2021年6月26日 17時
