76.質問 ページ32
Aside
私は湖畔の近くにあるベンチに座った。
『(ヒンヤリしていて気持ち良いなぁ...)』
頬に冷たい風が当たってとても気持ち良い。暫く夜風に当たっていると後ろから"おい"と声がして振り返ると灰崎君がいた。
『どうしたの？』
灰崎「それはこっちのセリフだ。こんな夜一人で何してんだよ」
『少し夜風に当たってた』
灰崎「そうか」
灰崎君は私の隣に座り、暫く無言の空気が流れた。私は灰崎君にとある質問をした。
『ねぇ灰崎君。もしもさ、大切な人がいなくなったらどう思う？』
灰崎「...何でそんな事聞くんだよ」
灰崎君を見ると少し悲しそうな表情をしていた。
灰崎「....寂しいに決まってるだろ」
『やっぱそうだよね...』
灰崎「それに、俺はもう大切な人がいなくなってほしくねぇんだ。ずっとソイツと一緒にいたいんた...」
『ｽﾞｷｯ....』
少し胸が痛んだ。また無言の空気が流れていると...
灰崎「なぁやっぱ何かあったんだろ？こんな事聞くなんて」
『.....やっぱそう思うよね、こんな質問したから』
私はパパから与えられた選択肢のことを話すことにした。
『実はね、パパに二つの選択肢を与えられたの』
灰崎「えっ？」
『私は灰崎君達と一緒に日本へ行くか、それともパパやナタン達と一緒にフランスに戻るか』
灰崎「っ⁉︎」
選択肢のことを話すと灰崎君の目がカッと大きく開いた。
『でもね、迷ってるの。どうすれば良いのか』
また無言の空気が流れた。
灰崎「俺は....」
暫く黙っていた灰崎君の口が開いた。
灰崎「俺はお前と一緒にいたい」
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踊り子(プロフ) - サナさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年5月29日 14時) (
レス) id: 55f7b6933e (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - 踊り子さん» コメント失礼します。続きが気になります！これからもがんばってください。応援してます！ (2021年5月29日 13時) (レス) id: d268d658de (このIDを非表示/違反報告)
踊り子(プロフ) - さぁ続編が遂に始まりました！(*^▽^*)どんどん感想を書いてね！(アンチコメントNG) (2021年5月16日 9時) (レス) id: 55f7b6933e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：踊り子 | 作成日時：2021年5月15日 13時
