捨参 ページ16
｢……おし！
んじゃあ………始め！｣
あたしの合図と共に、2人はあたしに襲いかかってくる。
っ遅いな……！
これくらい避けれるわ！
｢甘いな！もうちょい早く動け！あたしよりも早い鬼もおる！｣
あたしが素早く避けるのを見て、2人は驚いた顔をする。
｢っ師範が早いんだよ……｣
むいは文句を言いながら剣を振るう。
うぉぉぉ、流石やな……
でも！あん時のやつよりも剣を振るうのは遅い方や！
まだまだやなっ……！
｢まだまだやな！もうちょい早くやれ！これよりも早い鬼も5万とおる！ええか！？剣を振るうのは人間だけやない！鬼も剣を持つ事があるんやから！｣
と、むいを叱っていると、後ろからおばなが襲いかかってきた。
危な！？
｢危ないな！でもまだはっきりと気配は消えてないから、ちゃんと気配を消せるようにし！｣
あたしは、次におばなを叱る。
そして。
[ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!!!!!!!!!]
セットしていた、時計が鳴った。
お面は……切れて、へん。
あたしの勝ちやな。
｢あたしの勝ちや。残念やったな、もうちょい修行しな｣
あたしは木刀を投げ捨てた。
｢師範が強すぎるんだよ……！｣
おばなは、日輪刀を置き、立ち上がる。
……ん？むいはなんで立たないんや？
｢どうしたんや、むい？｣
あたしが声かけると、おばなも振り返った。
｢あ…えっと、腰が抜けちゃったんだよね…｣
うーん可愛い。天使やな。
あたしは、おばなに頼んでむいをおぶってもらう。
今思えばこのふたりって7歳くらい離れてるんだよね……
兄弟みたいやなぁ……
あたしは、2人を後ろから眺めながら思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 400人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なー。(プロフ) - ミハイルさん» あー、なるほど、私もよく間違えます笑コメントありがとうございました！ (2019年12月20日 7時) (
レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
ミハイル(プロフ) - なー。さん» お返事ありがとうございます。私の友人があんじゅろうと間違えて読んでいたので、間違いか気になってコメントしました。これからも更新頑張って下さい! (2019年12月19日 21時) (レス) id: 5f282c95b6 (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ミハイルさん» (続きです)実は書いてない(多い)ってか書けなかったんですけど、柱の名前の表を耀哉様から貰っていて、漢字が読めずあんじゅろうと読んだ、ということになってます！ (2019年12月19日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
なー。(プロフ) - ミハイルさん» わざとです！出てないのですが、夢主ちゃんは漢字苦手設定でして……ややこしかったですよね……だから皆さんのあだ名がひらがなになっているんです。漢字にできるものもあるのですが、漢字が苦手、という事なので平仮名にしています。 (2019年12月19日 16時) (レス) id: 13b122a5bb (このIDを非表示/違反報告)
ミハイル(プロフ) - 漆話なのですが、煉獄さんの名前の杏寿郎はきょうじゅろうと読むのですがあだ名のあんはわざとでしょうか？教えて下さい。 (2019年12月19日 13時) (レス) id: 5f282c95b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
