喰種は帝王に従う【東京喰種】

七話 ページ9

その頃、CCG本部では…



〜CCG本部〜


有「ねぇ、丈」

平「なんでしょう」

有「…そろそろ帰らない？」


CCG本部にはまだちらほら人は居ているようだった

残業や同僚を待ってる人も居るかもしれない

もう11時を回っているというのに大変だ

その中には死神と呼ばれる彼率いる0番隊も居るわけで


平「なに言ってるんですか、そんなこと言う暇があるなら今すぐにでもこの書類の山を片付けてほしいんですが」

有「…ごめん」


…これはどちらが上司なのだろう
まぁこのようなことがあるのは一年に一度位だ

０番隊は優秀なこともあり、任務の後書類を頼まれることも多々ある

それが今日は特別多かったというだけ

そして毎回平子が少し怒っているのも、有馬がしょんぼりしているのも、
そこからは早かった


宇「有馬班長、大喰いの書類出来ました」

伊「あ、私も出来ました〜」


など終わったという報告が有馬に相次ぎ部下が帰っていった

勿論、書類は全部終わったのだ

だがまだ、やることはあった


有「……Aさん、皆帰りましたよ」


そう、帝王だ


貴「…お、やっと帰ったか」

平「はい、というか気配隠す気ありませんでしたよね」

貴「まぁ…それは、ね？バレてもいっかなーって」


帝王は当たり前の様に本部に入っているが、なぜかAはバレないのだ

まぁ帝王の言葉を借りるとしたら

「え？俺が全部操ってるけど。てか気配は大体こいつらだけにしか分からん様にしてる」

というところだろうか…

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