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大「相手、誰なん？」
「言ったって分からないでしょ」
大「ええから言うて」
「･･･株式会社栄塗の安田章大さんって方」
大「何歳？」
「えっと、私より一つ上だから26歳かな」
大「はぁ？
･･･A年上好きやのにそんなんあり？」
「･･･私そんなホイホイ色んな人のところに行くイメージなんだ？」
大「分からんで、安田章大めっちゃかっこいいかもしれへんやん」
忠義は、何故か自信がない。
こんな高身長でかっこいいくせに。
一度何故自信がないのか聞いたことがある。
その時に返ってきた答えが
"Aが可愛すぎるねん。" だった。
ただ嬉しいだけだった。
「何でそんなこと言うかな」
大「俺やってAのこと信じたいよ」
「じゃあ信じてよ！」
大「やけど俺の心の中の何かが許さんねん」
「なにそれ、意味わかんない。
私は忠義が女の子いる飲み会行く時我慢してるじゃん！」
大「俺は我慢できひんねん」
「…子供すぎ」
大「子供で悪かったなぁ」
「その言い方も腹立つ」
大「なんやねんもう」
ああ言えばこう言う。
お互い負けず嫌いが故に、一歩も引き下がらない。
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作者名：樹凛
| 作成日時：2021年4月30日 16時
