第107話 天然 ページ8
9月に入った今日、ヒーロー仮免許取得試験が行われた
私とリカバリーガールは生徒達の健康管理の為に定期的に各寮を手分けして回っているのだが、その日の夜、1-Aの寮で衝撃的な話を耳にした
芦戸「それにしても相澤先生にはビックリだよね！“結婚しよう”なんて言われちゃってさ！」
葉隠「ねー！そういう人いたんだーってビックリしたよー」
蛙吹「相澤先生だって大人なんだから恋人がいてもおかしくないわ。仲が良いって言ってたもの」
思わず聴診器を持つ手が止まってしまった
その話、もっと詳しく聞かせてください
なんて、生徒の診察中に当然言えるはずもなく
緑谷「A先生…？どうしたんですか？」
『あ…何でもないよ。えっと、特に異常はないみたい。今日は疲れたでしょ？ゆっくり休んでください』
Aと相澤の事情を知る生徒達は、女子生徒達とAをハラハラしながら交互に見ていた
診察を終えたAは力無い足取りで1-Aの寮を後にし、教師寮へ戻ろうとしていた所を呼び止められた
轟「A先生、ちょっといいか？」
2人で話すのは体育祭以来で、寮の前のベンチに腰を下ろした
最近の彼は入学当初に比べてとても穏やかになり、本来の天然ぶりが発揮されていてかわいい
最近の生徒達の成長を見ていると、ついつい親戚のおばちゃん目線になってしまう
轟「俺、仮免取れなかった」
『今回は残念だったね…。でもまだチャンスがあるって聞いたよ。授業もあるから大変だと思うけど頑張って！』
轟「ありがとう。すぐ皆に追いつく…。それと、さっき芦戸達が言ってた相澤先生の話…」
『え…？』
轟「Ms.ジョークよりA先生の方がかわいいぞ」
『焦凍くん…』
私は2人がどんな様子だったのか知りたいのだ
しかし生徒に聞くのはどうなのだろうか
やはり思い切って本人に直接聞いてしまおうかと頭を悩ませた
轟「お」
夜空を見上げた彼が声を上げたのでその方向を見たが、特に何もない
『どうしたの？』
轟「今、流れ星が流れた」
『そうだったんだ』
轟「知ってるか？流れ星が流れてる間に願い事を3回言えたら叶うんだ。おって思ってるとすぐ消えちまうから、まだ1回も言えた試しがねえけど」
これは天然と言う言葉で片付けてしまって良いのだろうか
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さくら(プロフ) - はるさん» 私も大好きなんですよ。だからめちゃくちゃわかります！！更新、楽しみにしてくださってありがとうございます。いつも遅くてすみません…完結に近付いているので頑張ります！ (2021年8月24日 14時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 相澤先生のデレ、！！プレマイ、相澤先生の夢小説読み始めてからすごい好きになりました、笑笑こーゆー副産物ありますよね((あれ、そんなことはない？私だけ?笑笑))更新いつも楽しみに待ってます！応援してますっ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年8月13日 0時
