第110話 回診 ページ11
後期始業式から暫くして、1年生のヒーローインターンが再び始まった
そして“壊理”という少女の保護の為、相澤と一部の生徒達が多数のヒーローと警察と共に死穢八斎會へ突入し、少女は無事に保護された
重症を負ったサー・ナイトアイの手術の為にAが呼ばれたが、彼女の技術を以てしても救う事は叶わなかった
その翌日、Aはリカバリーガールと共に再び病院を訪れ、病室を回って生徒とヒーローの治癒を行っていた
リカバリーガール「昨日、サー・ナイトアイに個性を使おうとしてたね？」
『……はい』
正確に言うとサー・ナイトアイの姿を見て瞬間的に個性を発動させていた
だが、既に他の医師が治療を施していた為に発動出来なかったのだった
リカバリーガール「前にも言った通り、絶対に使うんじゃないよ。ヒーロー達はあんたを犠牲にしてまで生き延びたいなんて望んでないんだから」
『でも手術しても救えなかった…ヒーローを救う為に医者になったはずなのに…私…』
リカバリーガール「少なくとも雄英の皆はあんたに充分救われているよ。精神的な面でもね。あんたは生きてこれからも沢山のヒーローを救えば良い」
『……はい』
リカバリーガール「さっ！次、行くよ」
溢れそうな涙を堪え、次の病室へと向かった
扉が閉まっているのに随分と元気な声が聞こえてくる
ノックをして扉を開けると中には3人、それぞれベッドに入って並んでいた
切島くん、天喰くん、それとベッドに入っていても背が高いとわかる痩せ型の男性
恐らくヒーローなのだろうが、誰だろう
ファットガム「A先生久しぶり！相変わらず美人やな」
その男性に声を掛けられたが誰なのかわからない
ベッド付近に設置されているプレートの名前を確認すると“豊満太志郎”と記載されている
それでもやはり誰なのかわからない
『ごめんなさい…豊満さん…？私達どこかでお会いしましたか？』
ファットガム「忘れたんか？ひどいわ〜、皆さんご存知のファットガムやん」
『え！？ファットガムさん！？でも痩せてる…』
ファットガム「結果にコミットしてん。イケメンやろ？惚れた？付き合う？」
天喰「ファット、A先生は恐らく恋人がいる…」
切島「そうっスよ。相澤先生と…あ！」
切島くんは私の後ろの病室の扉の方を見て口元を押さえている
振り返ると名前を出された彼が立っていた
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さくら(プロフ) - はるさん» 私も大好きなんですよ。だからめちゃくちゃわかります！！更新、楽しみにしてくださってありがとうございます。いつも遅くてすみません…完結に近付いているので頑張ります！ (2021年8月24日 14時) (
レス) id: 4e23a63de8 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 相澤先生のデレ、！！プレマイ、相澤先生の夢小説読み始めてからすごい好きになりました、笑笑こーゆー副産物ありますよね((あれ、そんなことはない？私だけ?笑笑))更新いつも楽しみに待ってます！応援してますっ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 417ffa247e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年8月13日 0時
