No.1 番外編【東海】 (ページ5)

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仲間ページ5

side虫眼鏡

いつも通り撮影が終わって、てつやに声をかける。

虫「てつや、今日の夜、用事ある？一緒に飯でも行きたいんやけど。」

て「仕方ない、行きましょう笑」

全てを知っているりょうくんは遠目でこっちを見ている。

2人で車で行きつけの居酒屋に行く。
お互い、なんとなく話にくくて車内は静かだった。

て「虫さんはビールで大丈夫？」

虫「アサヒだから、ビールで。」

飲み物とお通しが来たとこで本題に入る。

虫「てつやに報告がある。Aと付き合うことになった。」

てつやは少し笑った。

て「知ってるよ笑 Aに聞いたからね」

虫「え？知ってたん？」

て「うん、Aのこと泣かせるんじゃねーぞ」

虫「絶対、泣かせないし幸せにするよ」

てつやは本当に僕らの幸せを願ってくれてるみたいで、こんな優しい奴は他にいないなと思った。

て「それにしても、この天才高身長イケメンなてつや様を振るなんてなあ、、、笑」

虫「天才と高身長は認めるけどイケメンではない笑」

て「虫に言われたくねえ笑」

そう言って2人で笑い合った。
この一年くらいなんとなく2人の間にあった壁がなくなった気がして嬉しかった。

帰りに居酒屋の前で別れるとてつやが真剣な顔で言った。

て「幸せになってな」

虫「言われなくても、Aのことは幸せにするよ」

僕は帰ろう。

君の待つ場所へ。