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No spring 24 ページ24









『先輩が何を考えてこんなとこに来たかわかんねぇけど…』


「……」


『こんなことされたら、俺、我慢なんて無理だよ?』





切なげに歪んだ表情の千賀くんに

引き寄せられて抱きしめられた。





そして、キスされて……。




一瞬の出来事に、頭の中が真っ白になる。




自分がこんな所に連れてきたくせに、


千賀くんの表情の中に“男”を見つけて動揺してしまった。





後頭部に回る手。

熱い唇が、角度を変えて何度も私の唇に触れる。






酸素を求めて口を開くと

唇から、千賀くんの舌が入り込んでくる。



強引なキス



余裕ないほど私の唇を求めてくる千賀くん





キスが激しくなればなるほど、


その唇と、私の唇が同じ温度になっていく。









熱い……何も考えられないくらい。

くらくらする。









千賀くんは足元がおぼつかなくなってきた私の腰を支えて、


そのままゆっくりとベッドの上に座らせ


さらに深いキスをした。








そして、そのままベッドに倒されてー……




離れていく千賀くんの唇


離された唇は一気に体温を失ったように感じて、

千賀くんまで離れていくようで怖くなる。




私の顔の横に手を置き、


私を覗き込む、切なげな表情。




その頬に向かってそっと手を伸ばした。





『久世先輩は俺のこと何とも思ってない?……よね?』





頬に触れようとしていた指が、ピクッと跳ねる。





うんって言って欲しい?

言った方が罪悪感なく抱ける?


ユキちゃんのための練習って思える?





でも、ごめんね千賀くん。

何にも言ってあげない。




だって、「うん」って言いたくない。




その頬にそっと触れた。

その手に、千賀くんも頬を摺り寄せてくる。




この温もりが愛おしくて仕方ないの。









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設定タグ:千賀健永 , 北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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相澤(プロフ) - 初めまして相澤です!今更ながらこの小説を読みました。私の理想の千賀くんが詰まっている作品でした!他の作品も読みます!ますます千賀くんのかっこよさとRiaさんの文章力に感動です!ありがとうございました! (2015年10月17日 9時) (レス) id: f7188b01d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ria | 作成日時:2015年7月8日 16時

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