○設定温度 ページ10
久保side
「設定温度」
僕だけの光の話し合いの後、
Aにみなみんが聞いた。
梅澤「Aは？何かある？やりたい曲」
A「…設定温度」
梅澤「設定温度、やりたい？」
A「うん、僕だけの光と連続で歌うのどうかなって」
「いい！やろう！！」
佐藤「連続でギター？」
A「いや、設定温度って多分ギターより…
ピアノって感じだからピアノの方がいいと思う…」
梅澤「ピアノ弾ける人…」
大園「え、桃子は無理だよ？笑」
「Aどう思う？」
A「私、弾ける」
岩本「しかも設定温度弾けるもんね」
まだやりたい曲を出してなかったAに、
やりたい曲はないかと。
そしたら
僕だけの光に関連して設定温度をやりたいという案。
しかもピアノの伴奏付きで。
Aがピアノを弾けること、
皆が知っていたわけじゃないから…
驚いてる子も半数以上。
「じゃあそれで行こう！」
それからAは練習に練習を重ねた。
練習のしすぎで手首が痛くて
学校の課題出来ないって嘆いてた日もあったね。笑
いくさんに頼んでアドバイスももらってた。
完璧ってお墨付きももらったみたい。
努力の天才って乃木坂には沢山いるけれど、
Aは本当に努力しすぎる天才だと思う。
Aがこの曲を選んだ根底にある理由。
きっと、私にしか今は汲み取ってあげられないから。
Aの奏でる設定温度。
最初で最後の披露だと思う。
大切に、大切に歌います。
大好きな同期と。
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作者名：ニノン | 作成日時：2021年9月29日 12時
