1/23 ページ47
Aside
私はこの日が来て欲しくなかった。
大好きなあの子の悲しむ顔を見たくなかったから。
久保「ねぇ!A!!平手ちゃん!」
「うん…」
久保「話…聞いてたの?」
「うん…」
久保「そっか…おいでっ」
そういってしーちゃんは私をぎゅってしてくれた。
何も言わずにただそばにいてくれた。
今日、大好きな大好きな平手友梨奈ちゃんが
欅坂46から脱退することが発表された。
私は前から相談を受けていたので
決まった時に聞いていたけど
いざ発表されてしまうと…。
この間、理佐ちゃんと保乃と4人で
ご飯に行った時にはもう決まっていたから
私はブログにあの言葉を書いたの。
久保「大好きな人がさ卒業するって
もう寂しいとかの感情じゃ言い表せないよね
私もそうだった…。
Aなんて、白石さんに平手ちゃん。
大好きな人が2人もいなくなっちゃうの
辛いよね…。だけどね、Aの周りには
たーくさん味方がいるんだよ?」
「うんっ…ありがと、しーちゃん
正直ね…。てちが脱退することは前から
聞いてたからね、覚悟は出来てたの。
だけど、その後に麻衣ちゃんが卒業するって
聞いて…、もう頑張れないって思っちゃった」
久保「そうだよね…そうだよね」
「だけど麻衣ちゃんが大好きな大好きな
乃木坂を守りたい、大好きなみんなと一緒に」
久保「うんうん。まだまだ頑張らなくちゃね」
「うんっ!」
久保「よしっ、目冷やさないと笑」
「えっ!やばい?」
久保「うん…笑 撮影やばいよ?」
「保冷剤っ!」
久保「ふふっ…笑
抱え込みすぎないでね、A」
しーちゃんは私に聞こえないように言ったのかな?
バッチリ聞こえてるよ?笑
「しーちゃん!」
久保「ん?」
「ありがとう!」
.
.
330人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「乃木坂46」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ニノン | 作成日時:2020年1月2日 17時