黄色さん病系短編集3 (ページ5)

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夢はアイドルページ5

まつもとside

いつもは直ぐに宿題を終えて夕飯までの時間、リビングでゲームをしてるかずくん。
今日は夕飯の時間になっても部屋から出てこなくて心配になる。

j「かずくーん。ご飯できてるよ。」

部屋の前からそう声を掛けても返事が無い。
部屋入るよ。とドアを開けると勉強机にぐったりと身体を預けているかずくん。

j「え、ちょ…大丈夫？」

駆け寄って背中を摩ると高い体温が伝わってくる。

k「……じゅんく、あたま…いたい」

体調を崩すとじぇーからじゅんくんに呼び方が変わるかずくん。
帰ってきた時、元気無かったのは体調悪かったからなのかな。気づいてあげられなくて申し訳無い。

j「着替えてお布団入ろう。」

k「…んんっ…ぱぱ、てれび……」

あぁ、そういえば今日歌番組出るんだっけ

j「テレビの時間になったら起こしてあげるからそれまで寝てよ？」

k「……わかった、」

ぐったりしているかずくんを着替えさせてベッドに寝かせリビングに体温計と飲み物、冷えピタを取りに行く。

既に眠ってしまってるかずくんにそっと体温計を挟む。

…37度8分
咳も鼻水も無いし風邪じゃないのかもしれないな…

歌番組まで2時間ほど。
その間にお粥を作ろうとキッチンに向かう。

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