私の幼なじみ、強すぎる。【佐野万次郎】

おこりんぼ ページ18

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「なんか近くでバクダン落ちた？」

「コイツ殺せるなら核兵器寄越せって話だよな」

「とてもブッソウ………」



ちょっと見えてたけどマイマイめちゃくちゃ高くジャンプしてた。カエルみたい。

そしたら何だか元気いっぱいなケイくんがこっちに来た。遠くの方に中学生がたくさん転がっている。



「やーーッと来やがった！おせーぞマイキー！！」

「バジ、オマエこんなカスみたいなヤツら相手に手こずってたのかよ」

「手こずってねーよ！！……1匹逃しただけだ！」

「オレなら逃げる隙も与えずに全員ブッ倒すけどな」





「何でもいいから誰がおろして〜〜………」





高いところ苦手でした。





「ケツから落ちれば大丈夫？」

「女がケツって言うんじゃねぇ受け身取れや受け身！」

「ヒジからいけばケツは無事？」

「ケツ守んなヒジも頭も内臓も守れ！！！」



注文の多い料理店みたいなケイくん。



「A。オレ拾ったげようか？」

「そんな落ち葉みたいな扱いしてくれるのマイマイ」



「拾えなかったらゴメン」



「そんな簡単な感じで私の命運決まるのマイマイ」





決死の思いで落ちてみます。





「普通に降りて来いや」

「わかった。足すべってゴガガガッて中に落ちたらここに住むケツイを固めます」

「ならオレ、なるべく毎日ここに寄ってやるよ。エマも呼んでやる。そうすりゃ寂しくねーだろ？」

「マイマイ……ありがとう。私、嬉しい」





「オレ帰っていい？」





待ってケイくん。まだ茶番に付き合って。







「下見ずにおりたらおりられました」

「マジでケツから落下するかと思って構えちまったじゃねーか」

「あーあ、終わっちまった。ここからのアングル最高だったのに」

「なッ、何言ってんだオマエ！？」

「バジだってガン見してたじゃん。Aのスカートの下」

「何言ってんだオマエ！！！みっみみみみ見てねーよ！！！」





「え？そんなにスカート下の短パン興味ある？」





体育あったから体操服は着てました。

そしたらなんだか固まったケイくんとめちゃくちゃ面白そうに笑い出したマイマイ。なんだかよく分からないけどやっぱり2人とも仲良いよね。



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バブーー→←ドン！

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