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「Aさんっ、やっぱり英語全然出来ないんですかっ？」
今度は激襲の女こと不乱蔦さんがこっちに来た。
目がやけに爛々としている。
「全然出来ない。そっちの教師はどう？」
「何かぁ〜みんな急にリスニングやりたいって言い始めたからぁせんせーは休憩中ですぅ。きっと私にグイグイ寄られたからスッゴイ照れてるんだぁ♡」
私も不乱蔦さんみたいにハチャメチャポジティブシンキングを持って生きてみてえわ。
「地球が滅亡してもこの子だけ生き残りそうだな」
「ゴキブリ女」
「シーーッ！！」
私の小声を拾った凛の追撃がエグかったので凛の口を手で押さえた。それに気付かなかった不乱蔦さんは鈍感ヒロインの素質があると思う。
シーツの上に置いてある先程の答案用紙を拾い眺めること数秒。
「……ぷっ、フフ、あははは！！な、なんっ、何ですかぁコレ！！」
「信じらんなぁいっ！」とメチャクソ笑いながら紙を指差す不乱蔦さん。そのまま「ねえねえ見てこれ〜〜！！」と4人の元へ持って行ってしまった。
「Aさん今すぐあのブス殺す許可寄越せ」
「私の為に怒ってくれてありがとう絶対ダメだ」
襲撃しに行こうとした凛の両肩を両手で掴み押さえつける。中々ガッシリしてるな肩。君のマッスルもとても良いと思います。
相変わらず関わりを断とうとしてるのかシンプルに興味が無いのかイヤホンを耳に刺したままスルーしようとしてる彼ら。
しかし潔は何となく不乱蔦さんを無視してる状況に耐えられないのか、一応といったように不乱蔦さんに視線を寄越した。瞬時に「構ってもらえそう」だと察知した不乱蔦さんが勝手に潔のイヤホンを外した。
「エッ、ちょ」
「世一くん見てこれ！すっごく面白いのっ！」
「凛、私な、ヒンシュクとかカリフラワーとか漢字で書けるんだぜ、凄いでしょ」
「凄いですね。あのブス殺しますね」
「頼む絶対止めてくれ〜〜」
凛を止めてる間にも不乱蔦さんは潔に話しかけている。側にいた蜂楽も潔にくっ付き私の答案用紙を見る。
「うーん……」
「お〜凄え字ぃ綺麗」
「あの人高3だよ？それでコレってホントヤバいよねぇ？？」
「いやヤバいのはどう考えても勝手に人の答案用紙を取り上げた上に人のイヤホンぶん取ってまで他人に見せびらかすアンタの厚顔無恥な精神だろ」
至極当然のように話す潔。
あれ？潔……潔？え？どうした？
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シナモン - とても面白かったです‼士道最高でした‼ (11月23日 10時) (
レス) @page36 id: 8b3e9c667d (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - いつまでも応援してます (10月28日 18時) (レス) id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 面白かったです！！すごく！文才を感じました！ 是非また更新してくださると嬉しいです！！ 応援してます！ (7月27日 1時) (レス) @page36 id: c33439ae2b (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - もしかして更新終了してしまいましたか…？ (6月23日 23時) (レス) @page36 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
ペペのん - え……お…終わり!?でも､この作品とっても面白かったです!! (6月23日 18時) (レス) @page36 id: 97854132f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月23日 0時
