「俺は絶対認めねえ」 ページ43
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「Aさん、その判断はノークオリティだ。インセンティブにアタッチメントしていないと言える………この使い方合ってる？」
「知らね」
「Aさん！流石にお昼くらいもっと食った方が良いす！うちのばーちゃん全部入れ歯っすけど毎日3食しっかり食ってたんで！」
「おばあちゃんのクダリいる？」
物珍しそうに、そして奇妙なものを見るような目で見てくるフランスチーム。
良いだろこれくらい。昼飯なんてサッと食えりゃそれで構わないんだから。
「昼休憩なんてトイレ掃除の時間だし」
「社畜としての考えが過ぎる」
「多分過労死しないタイプの不死身の社畜」
「上司が気に入るし仕事沢山任されるけど残業代とか出ない立ち位置の社畜」
うるせえぞさっきから、遠くからボソボソほざくんじゃねえ。
「てか何でそんな変にストイックなん。アンタ一応バイトなんやしもうちょい肩の力抜いた方が利口やで？」
普通に肩に腕を乗せてこようとした烏をサッと避けた。
「仕事が終わんないんだよ」
「そんでも昼飯くらいちゃんと食い。Aさんに倒れられたら誰がここの環境整備してくれるんや」
「そん時は不乱蔦さんに全部任せて辞めるだけだ」
途端に静まり返る食堂内。
まただ。既視感。
ただ思った事を呟いただけで空気が死んだように静寂に包まれた。
「……本気で言ってんのかよ、それ」
振り返るといつの間にか凛が立っていた。
ああ凛もフランスチームだったなと思い出す。
「いや、倒れて使いもんにならなくなったらの話だけど」
＿＿＿バイトなんて消耗品に過ぎないんだから絵心さんがすぐ補充してくれるだろ。
そう告げた。
「聞きましたからね、それっ！」
不乱蔦さんがぎゅっと私に抱きついてきた。
爪が食い込むほど私の腕を強く握る。
「みんな聞いてるし言質は取ったようなものですけどぉ、後からウソって言うのは無しですよっ！」
「そうだね。一応そん時に備えて打ち合わせとか」
「Aせんぱいがいないとぉ、萌江ひとりぼっちになっちゃいますぅ〜〜」
「聞けよ」
いつもなら絶対有り得ないくらいベタベタくっ付いてくる不乱蔦さん。よっぽど嬉しいのかルンルンである。
未だ誰も何も言わない。
「俺は絶対認めねえ」
反対側の腕が掴まれた。
凛が私を睨み付けている。
あの日、冴との確執が生まれた時に見せた表情に酷似していた。
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サキ - Ich mag dich じゃなくてich liebe dich です！後は大体あってますけどich mag とich liebe は若干意味が違うので👾気を悪くさせたらすいません🥲 (2023年3月30日 0時) (
レス) @page37 id: 1baf0b6a1a (このIDを非表示/違反報告)
ひっぴー - カイザーが最後に言ったドイツ語の文章翻訳したら「面白い…答えます、約束します。」って出たんだがどういうこっちゃ。あ、応援してます！ (2023年3月24日 16時) (レス) id: a528653d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月19日 19時) (レス) @page50 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
融点(プロフ) - 第1部とても面白かったです。士道とカイザー推しなのでNnyさんと一緒でした👏🏻恋愛に発展しないのも込みで本当に私好みでしか無かったです。第2部楽しみにしてます。 (2023年3月13日 23時) (レス) @page50 id: 6f6f2e1e89 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 爪楊枝さん» 本当。もう癖になっちゃって自分の更新サボって何回も読んじゃう。二桁行ったのでこれからも読み続ける！(読んだ回数が） (2023年3月13日 19時) (レス) @page50 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年2月6日 20時
