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「(怒られるのを怖がってる子供みたいな顔)」
昔から知ってるからこそ知る表情。
無愛想だし感情の機微は分かり辛いけど、長い時間一緒にいたからよく分かる。
「ッ何だよ、その格好……」
「絵心さんの趣味。頭下げて」
「は？」
「押さえつけてる2人、凛の頭下げて」
そう指示を出せば、押さえつけていた千切と七星が戸惑いながらも凛の頭を下げさせた。
振り下ろした拳が凛の頭にぶち当たる。
ゴッ！！と鈍い音がフィールド上に響いた。
かなり加減したゲンコツを食らった凛は短く呻いた後、睨むように私を見上げた。
そんなんに怯むほど弱くないんだわ。
「喧嘩は両成敗、平等にぶちのめせとの命だから。恨むんなら絵心さんを恨んで。それと」
選手たちの方を見た。ビビった顔をした子もいれば興味深げに私を見る者、やべー奴を見るような顔をした子もいる。
その視線を総スルーして、先程乱闘を止めようとした子たちの前に立つ。
潔と氷織、それと千切と七星だよな。
「御協力アリガトウ」
そう言いながら彼らの頭を順番に撫でていった。
撫でられた4人は何されたのか分かってない様子だったけど、まあそりゃそうだよなと頷く。
というか普通にヤバいやつから撫でられるのって怖い？
「メイドさん。実は俺も止めようとしてたよ」
「実は俺もやねん」
「絵心さん、士道はどうすりゃ良い？」
天に向かってそう問いかければ直ぐに「部屋に運んどけ」との応答を貰った。
「え？無視？」「一切突っ込みもせんと？」とか言ってる白黒コンビを無視して、未だ地面に突っ伏している士道の足を掴んだ。面倒だからこのまま引き摺っていこう。
「あ、その！俺手伝いますっす！！」
「お、俺も手伝います」
「いや良いよ、1人で持っていけるし。この子動けなくなってるだけだから軽い」
「引き摺るのは流石にやめた方が良いんやない……？」
マグロみたいに持って行こうと思ったんだけど。
そして、先程からずっと黙ったまま地面を見つめている凛を目に映す。
拗ねた？怒ってんのかな。それかまだ痛いのかもな。
「お前も部屋戻れよ凛」
そんでさっさと熱冷ませ。
そう言ってみたけど返事はない。臍曲げちゃったかな〜。
とりあえず手伝ってくれるらしい2人と共に士道の部屋に向かうべく(他にも立候補してくれた人がいたが乙夜と烏のコンビだったので無視した)、投げ捨てたモップを拾ってフィールドを後にした。
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サキ - Ich mag dich じゃなくてich liebe dich です！後は大体あってますけどich mag とich liebe は若干意味が違うので👾気を悪くさせたらすいません🥲 (2023年3月30日 0時) (
レス) @page37 id: 1baf0b6a1a (このIDを非表示/違反報告)
ひっぴー - カイザーが最後に言ったドイツ語の文章翻訳したら「面白い…答えます、約束します。」って出たんだがどういうこっちゃ。あ、応援してます！ (2023年3月24日 16時) (レス) id: a528653d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月19日 19時) (レス) @page50 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
融点(プロフ) - 第1部とても面白かったです。士道とカイザー推しなのでNnyさんと一緒でした👏🏻恋愛に発展しないのも込みで本当に私好みでしか無かったです。第2部楽しみにしてます。 (2023年3月13日 23時) (レス) @page50 id: 6f6f2e1e89 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 爪楊枝さん» 本当。もう癖になっちゃって自分の更新サボって何回も読んじゃう。二桁行ったのでこれからも読み続ける！(読んだ回数が） (2023年3月13日 19時) (レス) @page50 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年2月6日 20時
